キャラ変身の術を身につけよう2のつづきです。
目次
【3】追求するのは、リアルと、リアリティ
フィクションの物語を書くとき、重要なことは「リアルを追求」すること。
フィクションなのに? と思われるかもしれませんがフィクションだからこそ!なのです。
たとえば、ファンタジー。全てが夢の中の世界。私の作る世界。
だから、すべて私の頭の中で作り上げればいい。
…では、いけません。
頭の中だけで作られた物語に、深みは生まれません。
フィクションであっても、時代背景など何かひとつ現実に即した部分を作り、そこを徹底的に調査し、作りこんでください。
それにより作品に一貫性が生まれ、落ち着いた印象となり、読んでいて不安や不快を感じない作品となるのです。
では次に、ノンフィクションを書く時、重要なこととは何でしょうか?
それは「リアリティの追求。リアルではありません!」
リアルではない?! …と驚かれましたか? ええ、そうなんです。もちろん、現実に即してなければいけませんよ。
『ノン』フィクションですから。
しかし、現実にそっくりそのままの内容では、人は惹きつけられないのです。
現実を崩さず、味付けとして多少の過剰表現を用いる。
これは必要です。
濃い味付けだとフィクションになってしまいますから、隠し味程度を守らないといけないのですが、これは、有ると無いでは大違い。
ぜひ、サジ加減を覚え、使えるようになってくださいね。
いかがでしょうか?
リアルとリアリティの違い、ぜひ覚えておいてください。
キャラ変身の術を身につけよう4につづく。
キャラ変身の術を身につけよう1
キャラ変身の術を身につけよう2
キャラ変身の術を身につけよう3
キャラ変身の術を身につけよう4
キャラ変身の術を身につけよう5