事前情報があまりない状態で取材を行うとき、まず何から聞くべきか。私は「理念・ビジョン」を必ず聞くようにしています。企業取材であれば、会社としての理念やビジョン、中長期計画。個人への取材であれば、その人の夢や目標など、「どうなりたいか」を聞くことで、核となる情報を入手できるからです。
そもそも何のために取材をするのか? 取材の目的は様々ですが、多くの場合、「発展するため」です。企業がさらに成長するために広告媒体やメディア露出機会などに投資し、取材を受けるケースがほとんどです。
私はよくライター養成塾の受講生の方に「ライターは経営コンサルタントであれ」とお伝えしています。経営者的な視点で話ができるかどうかは、ライターの価値を見分ける一つの手段です。
その取材を受けることで、お客様がどのような結果を求めているのか。どのような形で発展・成長していきたいのか。表面的ではなく、お客様の本心を知るためにも、最初に理念やビジョンを聞いた上で、話を掘り下げていくことをお勧めします。