ライターと一口にいっても、雑誌に連載をもつ売れっ子ライターから名前がでないWebコンテンツ記事ライターまで様々です。
「ライターになる」と心に決めてから、「どういうライターを目指そうかな?」と最初に迷う方もいらっしゃるかもしれません。
初心者ライターのうちは、スキルを上げるため選り好みをせずに数をこなす必要がありますが、
ライター業を続けていく上で、「専門分野を究めたライター」か「なんでも書けるライター」を目指すのか、方向性を決める時がくるかもしれません。
あなたはどっち向き?できるライターになるには?
本来、「仕事ができる人」は二種類の人がいるのではないかと思います。
それは「できるライター」でも同じことかもしれません。
一つは「この仕事につきたい」「こういう分野が得意」と自分が何を好きか、何に向いているかを明確にわかり、それに向けて努力できる人。
このような人は、自分の「好き」「得意」を突き詰めて「専門分野を究めたライター」に向いています。
やはり「好き」と言えるものはそれだけで強みであり、その分野を突き詰めていくことが楽しく、
好きな分野の文章は生き生きとしているからです。
そもそも「この分野について書きたい」とライターを目指す方もいるかもしれません。
またある分野の経験が豊富な人、前職で専門職に就いていた人、会社員でも専門知識が必要な業務に従事していた人は自分を売り込むための武器になります。医療系や法律系の専門知識がある人は強いでしょう。
二つめは、自分がどういうことをしたいのか明確にわからないけれど、どんな仕事でも抵抗なく受け入れ、出来てしまう人。
だいたいのことは出来るけれど、これといって大得意なことはない「器用貧乏」だとご自分では思っているかもしれません。
しかし、このような方は他人に求められることにより努力し、本領を発揮するので、「なんでも書けるライター」に向いています。
「なんでも書ける」というと1記事あたりの単価が低くなるイメージがありますが、記事自体のクォリティが良ければ、あなた自身のブランド力や信頼で単価は自然と上がるでしょう。
また自分の未知の分野でも、必死に勉強し調べて、ある程度自分のものにしてしまうので、数をこなしていくうちに「なんでも書ける」分野が増えていきます。
どちらのタイプにしても、「初心者ライター」から「できるライター」になるには、依頼された仕事に真摯に向き合い、自分の力を存分につぎ込まなくてはなりません。
それはどのような仕事をする時でも同じでしょう。
ライター 坪沼タツコ