キャッチコピーの作り方のコツ1 自分を知るの続きです。
キャチコピーを作るためのマーケティングを行なう上で大切なのが、「自分を知る」「相手を知る」ことです。
商品・サービスの提供者である「自分」は誰なのか。ライバルはいるのか、有名なのか無名なのか。人気があるのかないのか、強みは何なのか。といった点を分析し、自分をよく理解します。
「自分自身」を理解できれば、誰に向けてメッセージを発信したいのか、相手(ターゲット)を決めます。
ターゲットを決める上でのステップは以下になります。
STEP1:実在する人をターゲットに設定する
たとえば「幼稚園のお子さんを持つ30代のママで夫は会社員、世帯年収600万円以上」というターゲットであれば数多く存在します。そういう人が一人や二人、身近にいる人も多いでしょう。
しかし、「現役女子高生(15〜18歳)で自力で独立起業して年商1億以上を達成した人」は、探せばいるかもしれませんが、ターゲット像として設定するにはかなり絞られてきます。実在するかどうかも分かりません。
ターゲットを設定する際には、必ず実在する人、「こういう人、いるよね」と、該当する人の顔が2〜3人以上思い浮かぶような人を設定した方が良いです。
STEP2:「自分」に合う人をターゲットに設定する
「自分を知る」段階で理解した「自分」と、「自分」がターゲットに設定しようとしている「相手」はそもそもマッチしているかを確認します。
たとえば「自分」が48歳で年収100万円の男性だとします。その男性が「僕は20代前半のモデルの女の子としか結婚したくないんだよね」と言っていたとしたら・・・・・? 普通に考えて、その男性が結婚をするのは難しいでしょう。
このように「自分」のスペックに合った「相手」でなければターゲットにはなりづらいことを心得ておいてください。
STEP3:ターゲットを絞る
たとえばあなたが、こんなラブレターをもらったとします。
こんなラブレターをもらっても、付き合いたいとは思いませんよね。
しかしこれと同じようなことをしてしまっているセールスレターを、よく見かけます。
ターゲットを絞ると誰も来なくなるのが不安だから複数の層をターゲットにしてしまう。「お子様からお年寄りの方まで、大歓迎です」のような文章が分かりやすい例です。
読み手はこのような文章を「誰でもいいのなら、別に自分でなくてもいいでしょう」と捉えてしまい、関心を持たなくなります。
多くの人が、自分を特別に扱ってほしいと思っています。その他大勢の中の一人として扱われるよりも、「あなたのためを思ってこの文章を書きました」と世界で一番大切な自分に向けて書かれたメッセージに興味を持ちます。
「こういう人よくいるよね」と思うような、必ず実在するターゲットに向けて「あなただけのことを真剣に考えています」といったメッセージを発信する。
これが、ターゲットに振り向いてもらえるキャッチコピーを考える上で、必要なステップです。
ターゲット設定はとても大切なことなので、次の記事でもお伝えさせていただきます。
キャッチコピーの作り方のコツ3 ターゲットの絞り方 スペックと指向性につづく。
キャッチコピーの作り方のコツ1 自分を知る
キャッチコピーの作り方のコツ2 ターゲットを明確にして理解する
キャッチコピーの作り方のコツ3 ターゲットの絞り方 スペックと指向性
キャッチコピーの作り方のコツ4 ターゲットに伝えるメッセージを決める
キャッチコピーの作り方のコツ5 コンセプトから表現されたコピーへ