少し精神論のようなお話になりますが、「結果がでない」と悩んでいる人の中には、自分に今できること、全部をやっていない人もいます。
新しいことを始めてみた→なかなか結果が出ない→資金が減っていく→メンタルが弱ってくる→思考停止→あきらめる
という流れで、簡単にあきらめてしまう人を多く見てきました。
人って、悩みや不安に押しつぶされると、現実逃避のために思考停止してしまうのでしょうか。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。
ビジネスで早く結果を出したいなら、目標を達成するために、自分にできる努力はとりあえず全部やって、狂人のように数をこなしてから初めて悩む、くらいが良いと思います。
「ここまでやったのだから結果が出なくても仕方がないだろう」と自分で納得できるぐらいになってから、人に相談するなり頼ったりした方が自分のためにも良いです。
自分の話になりますが、負けず嫌いだった小中学生時代の私が、テストで良い点を取れるよう実践したのが、「教科書丸暗記法」です。
国語や英語、社会などの文系の教科は、テスト前には、テスト範囲のページを全部空で音読できるように丸暗記をしました。
英語は教科書を見なくても、教科書の本文を、ノートに正しいスペルで書き写せるようにしました。
さすがに数学などは丸暗記ができませんでしたが、教科書やドリル、練習問題などは、100点になるまで10回以上解きました。
当時、教科書をテスト前に全部丸暗記して書き写す子はいなかったので「成績学年上位5位以内をキープ」という目標を達成することができました。
その方法は高校受験、大学受験のときにも同様でした。大学は、どうしても入りたい大学があったので、その大学の過去7年分の全教科の入試問題を丸暗記しました。
第一志望に集中しすぎたため、滑り止めは全部落ちましたが、第一志望は無事に受かることができました。
また、求人広告の会社に中途入社で就職した際には、新卒入社組に遅れを取っていたので、研修期間中は毎日、終電まで会社に残って、良いと評価されている求人原稿を写経(パソコンで一字一句書き写す)をしていました。忙しくないときはできるだけ原稿を数パターン提出していました。
「自分に今できる努力は全部やる」「ライバルがいるときには行動数で圧倒的な差をつける」は私の子供の頃からの鉄板の方法です。
この思考パターンが、起業した今にも役立っていることが多いです。
アメブロで結果を出したかったときは、自分から読者登録を1000件やって読者数を1000人以上に増やして、アクセスアップやランキングアップの目標を設定し、目標を達成するために1日数記事を更新したり、人に会いまくったり、といった努力をしていました。
そうした努力をする前から「先が見えない」「すぐに結果が出ない」といってあきらめてしまう人が多いです。
0を1にするために必要なのは、数です。数は質に転化します。
飛び込み営業を1ヶ月で1000件でも、新規電話を1日1000件でも周囲が驚くくらい、圧倒的に数をこなすことで、他の人には見えなかったものが見えるようになります。
積み重ねた数の分だけ、誰にも真似できないあなたのオリジナリティになります。
まずは、自分で数の目標を決めて、達成することに集中する。
決めたからには、達成するまでは悩んだり迷ったりせず、一心不乱に集中する。目標を達成してから、そこから先、どうするかを考える。
一つの形も作れていないまま次から次へと目移りをしていては、どれも中途半端になってしまいます。
早期にビジネスを軌道に乗せたいなら、まずは何か一つで、突き抜けた数をこなし、突き抜けた結果を出しましょう。