個人向けコラム文章と法人向けコラム文章の違い

コラムとは、一般的なテーマについて、著者が個人の見解や分析について執筆した比較的短い文章です。

ウェブサイトに掲載されるコラムは、ほとんどが他人に読んでもらうことを前提に書かれています。

テーマの内容や発注者の依頼内容により、書く対象が個人向けと法人向けに分かれる場合があります。

個人向けコラムと法人向けコラムを書く際、どのような違いに気をつけて執筆すればよいのでしょうか。

個人向けコラム文章

文字どおり「個人」でも「一個人」が読むことを前提にします。

コラムの内容は食べ物やファッション、トレンドのニュースからビジネスに関することまでじつに様々です。

読む相手が自分の趣味として読むのか、知識の習得として読むのかは別にして、「一個人」として興味がある内容をウェブサイト上で検索して読むので、読みやすい内容であることが必要です。

多少難しい内容でも、簡単な表現や親しみがある文章になるよう心がけます。

具体的には「~であるべき」といった断定口調は避け、漢字は多用しすぎない、などが一般的にあげられますが、法則性というよりも読む相手がどういう人か、またどういう状態で読むかを想像して書くとよいでしょう。

家でリラックスしながら読むのか、電車の移動時間か、会社のお昼休み時間に読むのか。

スィーツの内容であれば若い女性か、ちょっとマニアックなお酒の内容であれば中年男性か、お酒好きな酒豪女子か、など・・・。

また個人向けコラムはサイト上に膨大な数があるので、短時間でさらさらと読めるよう、シンプルで理解しやすい文章であることが大切です。

法人向けコラム文章

個人向けコラムほど数が多くはありませんが、企業のホームページ内で法人のお客様向けに作成しているコラムも増えつつあります。

法人向けなので当然ビジネスに関係している内容が多いですが、法人といっても読むのは個人ですので、読む相手を意識して書くのは個人向けコラムと同じです。

ただ相手は、仕事上必要な内容について読むと考えられるので、多少専門用語を使っても簡潔に的確に書くことが重要です。もしその用語がわからなくても、必要であれば自分で調べるはずです。

またビジネスに関する内容は、ある程度断定口調の方が文章に説得力が出て、読む相手にも納得してもらえるでしょう。

 

個人向けコラム、法人向けコラムいずれの場合でも、コラム文章の執筆は、発注者の意図を組み取り、読む相手のことを考えた上で、自分の意見や見解を文章に表現していく作業なのです。

コラムは「読者ありき」であることを忘れないようにしましょう。

 

 

ライター 坪沼タツコ

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橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。