キャラ変身の術を身につけよう1のつづきです。
目次
エッセイやコラムを読み続ける日々が続くと、さすがに疲れますよね。
そんな時は外へ出てみましょう。
という訳で、お次の秘儀。
【2】外出時には人物観察が必須です。
街には、人・人・人。人が溢れています。
男女、親子、ケータイで話すサラリーマン、友達、ペット連れ…。まさしく、人物観察の宝箱!
例えば雑踏で立ち止り、何かをしているフリをして、会話に耳を傾けます。
ファミレスなどで食事をしながら…というのもいいですね。食事中の会話は深い話しが多いですから。
すると聞こえてくるのは、ラブラブトーク、学校ネタ、ビジネス会話など。
様々なキャラクターがいて、キャラクターの数だけ日常があって、それは全て、大切なネタとなります。
「彼とデート中の女の子は、どんな言葉で可愛らしさを表現しているの?」
「携帯で話すサラリーマンの相手は一体誰?」
想像しながら、聞いてみます。
すると、キャラクターごとのリアルな『今』が見えてくるはず。
いま流行っている言葉、旬の話題..、
これらは、どんなに机の前でうんうん唸っていても、生み出せる物ではありません。
外に出て、人と触れあってこそ、得られるものです。
自分自身が誰かしらのキャラクターを演じる時、それらが素晴らしいネタとなります。
事実に即しているから、キャラクターからウソっぽさがなくなりリアリティが生まれます。
つまり、血の通った文章が出来上がるのです。
人を観察する。
いつ、いかなる所でも。
これが、意識せず自然と出来るようになった時、本物のライターになったのだと言えるのです。
キャラ変身の術を身につけよう3につづく
キャラ変身の術を身につけよう1
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キャラ変身の術を身につけよう3
キャラ変身の術を身につけよう4
キャラ変身の術を身につけよう5