読まれる文章を書くためには、自分の考えを言葉にして、出来上がった文章を自分の目で見て、また、自分の考えを言葉にして、それを自分の目で見て、を繰り返すプロセスが必要です。
それにプラスして、プロのライターは、お客様のご要望にお応えする文章を書く必要があります。
「自分以外の誰か」になりきることで、完成度の高い文章が出来上がります。
ですが、なかなかなりきれない時があります。それは、自分の癖が要因であることが多いです。
読みやすくテンポの良い文章と、そうでない文章、違いをお伝えしたいと思います。
読むのにストレスを感じてしまう、回りくどい文章を作ってしまう原因は主に3つあります。
接続詞
「しかし」「だから」「そして」「それから」など、文章をつなぐ接続詞は、あってもなくても、さほど文章が変わらないことも多いです。
無駄な接続詞は文章をもたつかせる原因になります。
接続詞を書いたら一度消してみて、なくても意味が通じるようであれば無しでいきましょう。
指示語
「あれ」「それ」「これ」など、いわゆる「こそあど言葉」も文章を読みにくくする原因です。
読んでいる人は「これって何?」と思ってしまうことも。
指示語の頻発はあまりおすすめできません。
どうしても指示語が必要であれば、文章そのものを見直すことも考えてみましょう。
引用を表す文法
「~という」などが代表的な例です。
たいていは省ける引用です。
他の言い方に換えることが出来るか気にして書いてみると、ほとんどの場合、変換可能です。
上記3点の原因に気を付けて書いてみると、読みやすくわかりやすい文章となるはずです。
「自分の癖」はたいてい上記の言葉に当てはまると思います。
知らず知らずのうちに口にしている言葉ありませんでしたか?
習慣とは怖いもので、使っていることすら気が付かない場合があります。
一度書いたものをしっかりと気にしながら、読み返してみると良いでしょう。
そして最も気を付けるべきこと。
「1文の長さ」です。
1文が何行にもわたって書かれていると結局何が言いたいのか、読み手を迷子にさせてしまうものになり兼ねません。
1文は短く、簡潔に、読み手に意図が伝わるように構成しましょう。