コラムを書く上で大切にしたい3部構成

日頃、新聞・雑誌・インターネットなどでなんとなく目に留まった文章を、読むつもりはなかったけれど、なぜか最後まで読んでしまったという経験はありませんか?

他の文章に埋もれないためには、まず読者に『自分に関係のある内容だ』『有益な情報だ』と判断してもらうことが大切。でも、それだけでは最後まで読んでもらうことは難しいでしょう。

テンポよく読み進められるコラムの共通点は、「なんだか面白そうだな」と興味を引きつけ、さらに感情を盛り上げて、読み終わりに「あー、面白かった」と満足させる3部構成があります。

 

ストーリーを語る上での基本的な構成として有名な『起承転結』の他に、日本では『序破急』が昔から伝わっています。

 

序は「つかみ」。パッと見て面白そうだなと思ってもらうことです。

どんなに内容の濃い素晴らしいコラムだったとしても、タイトルが全く魅力的でなかったり、自分には関係ない内容だと判断されたりしたら、読んでもらうことはできません。

 

破は「揺らし」。次から次へと読者を内容に引きずり込んでいき、たくさんのスリルや感動などをもたらして、気持ちを揺らします。

 

急は「満足」。読み終わった時に「面白かった!また読みたい」と感じさせます。

 

非常にシンプルですが、同じ構成要素は遊園地のアトラクションにも当てはまります。

まず、アトラクションはパッと見て面白そう、乗ってみたいと思わせて興味を引きつけ、お客さんの心を「つかむ」。乗ってみたら、予想外の展開が待っていて、その世界観にどっぷり漬かって楽しみ、感情を「揺らす」。そして、アトラクションが終わると、乗ってみて良かったね、また乗ろうねと「満足する」。

 

文章に限らず、イベントやパーティーなどを企画する際にもこの「序破急」を意識すると、マンネリや中だるみすることなく、メリハリのある楽しい時間になります。ぜひ、やってみてください。

 

 

 

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参考文献

川上徹也 読むだけであなたの仕事が変わる「強い文章力養成講座」

ダイヤモンド社 2014 http://www.diamond.co.jp/book/9784478027097.html

 

 

記事執筆:ライター たかはしなつこ
ブログ:http://ameblo.jp/summer-tmngtkhs
Facebook:https://www.facebook.com/summertkhs

 

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橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。