相手の話を引き出す「相槌(あいづち)コミュニケーション 」

取材においては、相手の本音を引き出す「聞き上手」に徹することが大切です。
タイミングよく相槌を打つことができると、相手も話しやすくなるので、会話が盛り上がります。そこで、取材相手に好印象を与える「相槌コミュニケーション」についてご紹介していきます。

相槌とは、「あなたの話をきちんと聞いていますよ」というサインです。先方が一生懸命に話をしているのに、ライターが「はぁ」「へぇ」など曖昧な受け答えをしていると、「本当に自分の話を理解してくれているのか?」と不安になります。聞いているほうが「とりあえず聞いています」という態度では、話し手もしらけた気分になるので、取材も盛り上がらなくなるでしょう。

私たちがつい多用しがちな相槌にも、使わないほうがいいフレーズがあります。例えば「なるほど」や「そうですね」は、不遜と取られてしまうこともあるので控えたほうが無難です。代わりに「おっしゃるとおりです」を使えば、相手への共感を示すことができます。

また、安易に「わかります」と応えると、知ったかぶりの印象を与えるのでNG。特に人物インタビューの場合、苦労して今の地位を築いた人には「私の何がわかるのか」と反感をもたれることもあります。

取材において大切なのは、相手を尊重して気持ちよく話をしてもらうことです。相槌ひとつにも、先方への敬意を込めましょう。魔法の相槌といわれている「さしすせそ」のフレーズを使うと、会話がスムーズに進みます。

さ=さすがですね
し=知らなかった
す=素敵ですね
せ=センスがいいですね
そ=それはすごいですね
会話の途中で、どうしても賛成できない意見が出ることもあるでしょう。そこで頭から否定してしまうと、相手の機嫌を損ねてしまいます。かといって、ただ同調しているだけでは、インタビュアーとして失格です。自分の考えでジャッジしないで、「独自の視点ですね」「興味深い意見です」と言って、相手の言葉をいったん受け入れましょう。そこから「どうして、そう考えるに至ったか」を掘り下げる質問につなぐことが重要です。

相槌において大切なのは、言葉よりも態度です。たとえ言葉に出さなくとも、相手の目を見て大きくうなずくだけで、「あなたの話に関心があります」という気持ちが伝わります。真剣に耳を傾けているとアピールすることで、自然と良い話が引き出せるでしょう。

 

記事執筆:ライター 正木友実子

 

 

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橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。