記事の作成数だけでなく豊富な種類のコンテンツ記事の経験を積むようになり、それが評価されると一つの題材をもとにある程度自由に書かせてもらう機会も増えてくると思います。
今回の上級編では、さらに文章をブラッシュアップさせ、ライターとして飛躍するための秘訣をご紹介します。
文章にエッセンスを与える
経験を少し加える
コンテンツのテーマが、自分の経験に関連することであれば文章に加えてみましょう。
もし少し経験があれば記事は書きやすくなりますし、文章にも思いがこもり、読む人に対しても伝わります。
ただしあまり盛り込みすぎてしまうと主観的な文章になってしまいます。
また、自分の持っている情報が異なっている場合がありますので注意しましょう。
自分の経験を加える箇所は出だしと結び部分を中心にし、もし本文にも入れる場合はよく調べてからにしましょう。
一人の読者に向けて書く
コンテンツ記事を最後まで読んでもらうためには、書き手であるあなたに対して親しみをもち、共感を得られるような文章が理想的です。
読者を明確に想像し、目の前の相手に伝わるよう親しみをこめて書きましょう。
依頼主に女性か男性、年代など大体のターゲットをきいてもよいでしょう。
また「書く」ことにとらわれ、「なんとなく偉そう」な上から目線の文章にならないよう、書き上げたら読者の目線で読み返してみることも大事です。
出だしと結びを大切に書く
同じようなテーマについて書いていると、複数の記事で出だしと結びが似てしまうことはよくあります。また早く書き終わりたい一心で結びがおざなりになりがちです。
上級ライターになる為には、頭をめぐらせて出だしと結びの色々な切り口を考え、自分なりのメッセージを込めます。
最後まで気を抜かず、丁寧に書きましょう。
書籍やメルマガ以外も読む
ダイレクトメールで表現を学ぶ
ライターとしての技術を向上させ知識を増やすため、ライティングに関する本や新聞、トレンドの小説やビジネス書を読んでいる人は多いでしょう。
製品の表現方法、写真やイラストが効果的にレイアウトされたDM(ダイレクトメール)は、どちらかというとランディングページなどの参考かもしれません。
しかし製品を顧客や見込み客に購入してもらうためのツールとして、DMとコンテンツ記事の目的は同じです。
良いDMは製品を魅せるための文章がイキイキとしているので、参考になる表現は自分のデータにストックしておきます。
時には消費者として読みながら、「ここはわかりにくいので自分ならこう書く」と考えてみることも良いでしょう。
フリーペーパーで知識を増やす
店頭においてあるフリーペーパーは、広告収入をもとに製作されており、コラム記事なども掲載され充実した内容のものも多いです。
フリーペーパーは貴重な情報源です。たとえば大型リカーショップが会社独自で作っているものは、アルコールの製法やトレンドがわかります。
また病院の待合室にある「○○通信」などは、休診日のほかに、流行の感染症や対処法が掲載されていることもあります。医療系コンテンツをよく書かれる方にとっては、役立つ内容です。
無料のDMやフリーペーパーは、読者があまり熱心に読まないという不利な点を払拭するため、どのようにして読者を惹きつけるかという工夫がされている点でも参考になると思います。
ライティング技術は経験とともに自然に身についていきます。
上級者になるほど、テクニックだけではなく、知識や自分の思いをさりげなく文章に盛り込むことにより、全体にも深みがでて、コンテンツ記事にもあなたの個性を表現することができます。
そのためには知識の習得だけでなく、何かに感動し心が揺さぶられる経験をし、友達や家族との交流から生まれる安らぐ時間をもつなど、日々の生活をいかに丁寧に過ごすかが大切です。
へ続く。
ライター 坪沼タツコ
コンテンツ記事の書き方のコツ 初級編
コンテンツ記事の書き方のコツ 中級編
コンテンツ記事の書き方のコツ 上級編
コンテンツ記事の書き方のコツ 番外編