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読み手を迷わせない修飾語の使い方

読み進めていくうえで、どこか違和感がある。
この文章、よくわからないけれど何か引っかかる。

そんな時は修飾語に注目しましょう。修飾語の位置を修正するだけで、あなたの文章は生まれ変わります。

<例>

論理的な読み手に伝わる文章を書きましょう。 

この例文の場合、2つの意味に読み取ることができます。

(1)読み手が論理的である(論理的な/読み手)

(2)論理的な文章である(論理的な/文章) 

ビジネスでは、誰にでも伝わる論理的な文章が求められます。(1)の用法もないとは言えませんが、かなり限定的で、よく考えると若干もやもやする表現です。逆に(2)は、すっきりと意味が通ります。

<改善例>

読み手に伝わる論理的な文章を書きましょう。 

「論理的な」は、「読み手」ではなく「文章」を修飾しています。<例>のように、修飾語を修飾される語から遠い場所に置くと、読者に誤解を与える可能性があります。「論理的な」を「文章」の直前に置くことで、正確に意味が伝わる文章になります。

 

【ポイント】

  • 修飾語は、修飾される語の直前に置く

 

ちなみに、修飾語の種類はさまざまです。/の前の語は、/の後ろの語を修飾しています。

<例>

美しい/花

いつも/見る

速く/走る

とても/大きい

セミナーに/行く

明日/食べる 

修飾語は数え切れないほど存在します。文章作成において、修飾語を使用しないことはほとんどないでしょう。これらの修飾語を例に文章を作ってみます。修飾語と修飾される語に注目し、意味の違いを考えてみてください。

 

<例>

・美しいあなたの庭に咲く花。 

 

美しい/あなた でしょうか? 美しい/花 でしょうか?

 

花を褒めたい場合はこうなります。

→あなたの庭に咲く美しい花。

 

<例>

・いつも芸能人を見ると、痩せたいと思う。 

 

いつも/見る でしょうか? いつも/思う でしょうか?

 

いつも痩せたいと思う場合はこうなります。

→芸能人を見ると、痩せたいといつも思う。

 

話し言葉であれば、ニュアンスで伝わることもあります。しかし商業文章の場合、何となく思いついた順に語を並べていると論理性が損なわれる危険性があります。逆に、うまく使えばすっきりと伝わりやすい文章になります。ぜひ、意識してみてください。

 

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記事執筆:ライター 村川里美