以前、名古屋でプロライター養成塾を開催してきました。中部地区の受講生も少しずつ増えておりますが地方在住の方は、東京や大阪などの都市に住む方と比べて仕事の受注が難しいと思われているようです。
私は以前、名古屋に2年、浜松に1年住んでいたことがあります。当時、小さなオフィスで営業チームと一緒に広告ライティングを行っていました。地方は、都市とは違った方法で仕事を受注する必要があると感じています。
フリーライターの仕事で最も大切なことは? と質問されたら、私は迷わず「仕事を受注することです」と答えます。仕事を受注しなければ経験値を上げられないし、文章も上手になりません。実体験を通じて学ぶことは、本当に多いのです。
では、地方在住者がどうやって継続的に、高単価の仕事を受注するか? 今は、インターネット上でお仕事の受発注ができるサイトも充実していますが、そういった仕事の場合、時給換算した場合の単価が限られています。
地方在住者は、地方の企業と仲良くなることから始めなければいけません。保険代理店やコピー機などのセールスマンが自分や商品を売り込むように、自分自身のスキルをアピールする、それが営業です。スキルに自信がなければ、気合いとやる気をアピールできます。
待っていても、仕事は来ません。本気で活躍できるフリーライターになりたいのであれば、一定期間、集中的に営業を頑張り、お客様との信頼関係を築くことで、たとえ地方在住であっても、高単価の仕事を継続的に受注できるようになります。
地方在住だからこそ、昔ながらの営業スタイルが生きてきます。もちろん、飛び込みやテレアポなどに抵抗のある方もいらっしゃると思いますので、人見知りで口下手な方は、名刺やチラシ、ポートフォリオなどの様々なツールを有効活用しましょう。