高額な仕事を受注し続けるライターの特徴

弊社では複数の大きなプロジェクトを動かしているときは、一つのお仕事に対し、複数のライターさんにご協力をいただいておりました。

そんな中で「高額な仕事を受注し続けるライターの特徴」を印象付ける象徴的な出来事がありました。弊社では一つの大きなプロジェクトを受注し、複数のライターさんと面接を行いました。

お一人はライター経験が5~6年であるものの専門知識の深い50代前後の方(Aさん)、もうお一人は、ライター経験は1年程度で専門知識はそこそこ、といった20代の方(Bさん)。

お二人とやり取りをする中で、Aさんは主にメール、Bさんは電話がメインでの連絡となりました。そんな中、Aさんからのメールの文言で私はショックを受けてしまったのです。

 

Aさんからは「発注の仕方が分かりにくく非常に不親切です」「連絡が遅いので困ります」といったご指摘を何度もいただいてしまいました。私は自分の至らなさを反省し、Aさんに何度かお詫びのメールをお送りしたのですが、結局Aさんは、プロジェクトの途中で降りてしまうことになったのです。

そんな中、Bさんはマメに電話をくれました。「お忙しそうですが僕、今手が空いているので何か手伝いましょうか?」「いつも勉強させていただいてありがとうございます」「取材でしたらいつでも行けるので気軽に連絡くださいね」と仰っていただきました。

Aさんのことで心が折れていたときに、Bさんからたびたびいただくお電話に感動し、Aさんの担当分もすべてBさんにお願いすることになり、その後、新たに受注したお仕事もすべてBさんにお願いすることになりました。Bさんにお願いしたお仕事を合計すると100万近い金額になります。

 

「僕は経験が浅いのですが…」と言っていたBさんですが、弊社からの大量の仕事をこなすにつれて、どんどん文章が上手くなっています。経験・スキルが100点満点、思いやりが0点のライターさんと、経験・スキルは50点程度、思いやりが100点のライターさんがいたら、私は間違いなく後者の方とお仕事をしたいと思います。

また、他人とコミュニケーションを取るのが苦手でメールのみで連絡事項を済ませてしまうライターさんもいますが、メールでは伝わりづらいこと、相手に伝えたい意見や言いにくいこと、トラブルなどがあれば、

できるだけ電話でコミュニケーションを取ることをお勧めします。

すでに信頼関係の出来ている相手であればメールのみでもコミュニケーションが成立しますが、まだお互いにあまり分かり合えていない相手の場合は、電話や直接お会いして信頼関係を築いていくことを心がけた方が良いです。そして、相手に心を開いて欲しい場合は、自分から心を開く、ということを心がけてみてください。

 

まとめになりますが、高額な仕事を受注し続けるライターの特徴は以下3点になります。

 

【1】相手を思いやり、心を開いたコミュニケーションの取れる人

【2】電話とメールを上手に使い分けられる人

【3】専門分野の知識に対して常に勉強を続けられる人

 

もちろん、ライターとしての基礎的なスキルと知識があることは大前提になります。

 

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ABOUT US
橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。