ブロガーからフリーライターになる方法2 「業界の知識を持ち、仕事の全体像を掴む」

ブロガーからフリーライターになる方法1 「ライターを名乗ることからはじまる」の続きです。

好きなことを好きなように好きな時に書いていたブログと、プロのライターの仕事は違います。どうすればいいのか、あなたは不安に苛まれているかもしれません。こういった、仕事を受注したことがない不安を少しでも払拭するために、できることがあります。それは仕事の全体像を掴むこと。発注者の意図や仕事の流れを知っておくことで、不安は軽減します。

 

 

書籍やセミナーで著作権を学ぶ

プロの仕事では特に、書いた文章には大きな責任が伴います。ライターにとって、著作権問題は避けては通れません。無用なトラブルを避けるためにも、著作権の勉強はしておきましょう。最悪の場合、裁判になることもあるのです。依頼者に迷惑をかけないためにも、常に心得ておくべきです。逆にしっかりと知識を持って執筆を行えば、文章のクオリティはあがります。

著作権には難しいイメージがあるかもしれません。まずは『18歳の著作権入門』(福井健策 著・薩摩書房)など、わかりやすい書籍から手に取ってみましょう。

 

書籍で編集の流れを学ぶ

ブロガーのあなたの得意分野はWeb。Webライターを目指すことが、初仕事受注への近道です。しかし、その後は書籍や雑誌の仕事も視野に入れることになるでしょう。多忙になる前に、流れを頭に入れておきましょう。依頼された際の理解度が違ってきます。本や雑誌がどのような流れで作られるのか、ライターの立ち位置、執筆後の作業工程などを学ぶのです。編集術の本は何冊も出版されています。これらの観点から、あなたにとってわかりやすい本を選んでください。

 

仕事は必ずチームで行われます。全体の流れを知ることで、他者を思いやった仕事ができるようになります。発行までには、あなたの仕事の先で、まだ何人もの人々が待っているのです。

 

テープ起こしにチャレンジする

Webでも出版でも、インタビュー記事作成は単価の高い仕事です。ぜひ、受注できるライターになりましょう。テープ起こしには、多くの学びがあります。もちろん文章のトレーニングにもなります。しかし何より大きいのは、インタビューの流れや全容を知ることができる点です。実際に同行せずとも、プロの仕事が学べるのです。

 

ブロガーからプロのライターにステージアップする時、知識はあなたの道標になってくれます。

 

ブロガーからフリーライターになる方法3 「サンプルを作り、発注者の信頼を得る」に続く

 

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記事執筆:ライター 村川里美

ABOUT US
橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。