ネット上ではフリーライターを募集している企業を多く見かけますが、応募条件のほとんどが「ライター経験者」です。しかも、経験3年以上の場合が多いです。「未経験でもOK」と書かれてある仕事は、たいていが主婦のお小遣い稼ぎみたいな仕事で、コンビニでバイトした方が儲かるじゃん!と思うような仕事ばかりです。ライター未経験者と経験者の間の壁は、とてつもなく大きいものです。
「ライター未経験だけど、1記事数百円の仕事じゃなく、ちゃんとした仕事で実績を積みたい」という方は、最初にどうやって実績を作れば良いのでしょうか。プロライター未経験の方ができるだけ早く実績を作るために行うべきことを以下でご紹介します。
ライターの肩書きの名刺を作る
ライターには、資格は必要ありません。ライターの名刺を持ち、名乗った日からあなたは「プロのライター」です。「仕事をしたことがないのに名刺なんて作っても良いのですか?」とよく質問されますが、誰もダメとは言いません。実力に自信のない人は、自己紹介の際に「まだ駆け出しなので、何でもいいから仕事をください!」と熱意をアピールすると、評価されるはずです。なお、名刺には得意ジャンルも書いておくことをおススメします。
SNSでお友達を増やす
Facebookも良いですが、ライターなので文章力が分かりやすいブログもやっておいた方が良いでしょう。名刺にブログのURLを書いておけば、リアルで知り合った人があなたのブログを検索してくれるかもしれません。ブログにも名刺にも「ライターのお仕事ください」ということを、はっきりとアピールしましょう。当たり前ですが、自分から「仕事をください」とアピールしなければ、待っていても仕事は向こうからはやってきません。
様々な方法で営業活動を行う
営業大好きな私は、独立したばかりの頃、テレアポ、メールアポなど、いろいろやりました。テレアポは女性だからなのか、アポが取れ過ぎてしまったのですぐに中止しましたが、ライターの仕事を抱えてそうなWeb制作会社で良さそうなところがあれば、一社ずつメールでアポを取り、足を運びました。また、年賀状や暑中見舞いなどのハガキも名刺交換をしたすべての会社に出していました。営業方法は人それぞれ向き、不向きがあると思いますが、交流会やランチ会へたくさん参加して顔を売る、ブログ上でたくさんの人とつながるなど、何でも良いと思います。とにかく積極的に動きましょう。
実績ゼロの場合は、友達にインタビューをして原稿を起こしてみるなど、形になる何かしらの実績を作って持っていた方が喜ばれます。「実績がないから仕事が取れない」ではなく、「実績ゼロなら何が何でも実績を作る」という心構えが大切です。
企業側からすると「実績が少ない=安く頼めるかも」というメリットもあるので、経験の浅い時期は、いただいたお話、受けた仕事は絶対に断らない姿勢で、とにかく積極的に行動するようにしてください。