キャラ変身の術を身につけよう1

プロのライター体質になるために「キャラ変身の術を身につけよう」というテーマで、シリーズ記事をお送りいたします。

 

「ライターの仕事とは?」と尋ねられたなら、私は「誰かになりきることの多い仕事」だと答えます。

たとえば、ゴーストライティングはその典型。

自分以外の誰かになりきり、その方の言いまわしを真似ることから仕事が始まります。

 

お店のセールスプロモーションなども同様です。

まずは、ターゲットの把握。その上で、ターゲットに合わせた表現を考えます。

女子高生がターゲットなら、若者言葉を使った可愛らしい文章がベスト。

では、どんな訓練を積めば、キャラクターになりきれるのか?

その秘密をお見せしたいと思います。

 

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まずは、読書をおすすめします。しかし、ただ読むだけではいけません。

ライターを目指す方には、独特の効果的な読み方があります。

 

【1】  一人に的を絞って、文章を読みこむ

ライターを目指すからには、たくさんの作品に触れないと!と数多くの作品を、手当たり次第に読んでいる方は多いと思いますが、その読み方は、実は、効果的ではありません。

キャラになりきるスキルを身につけるために効率良く本を読む方法は、作家さんを一人に絞ること。

その方の文章だけを立て続けに読んでみてください。小説よりも、より作家さんの個性が出やすい、エッセイやコラムがオススメです。

すると、文章の特徴に気付くと思います。

書き出し、言葉の選び方、テンポ、文章の区切り方など。

その人にはその人の独特の特長があり、それが「味」となっています。

一人にどっぷりハマって読むことで、それが、よりしっかりと見えるのです。

「この作家さんの特徴、見えた!」と感じたら、他の作家さんにチャレンジしてみましょう。

そして、また読み込んでいく。それを繰り返します。

この読み方、「人の個性を掴む練習」です。

難しいことではありませんが、なにぶん地道な作業です。

途中、しんどくなることもあるかもしれません。気長にボチボチ、でも着実に、実行してくださいね。

 

キャラ変身の術を身につけよう2につづく

 

 

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ABOUT US
橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。