体調管理の鉄則

フリーのライターにとって、体調管理は仕事の一つとも言えるくらい大切なことです。プロを名乗る以上、体調を理由に仕事に支障をきたすのは基本的にあってはならないことです。しかしもし仮に、締切り前に体調を崩してしまったら? また、体調を悪くしないために日頃から心がけておきたい習慣とは?

私はもともと体があまり強い方ではなく、学生の頃は寝込むことがよくありました。社会人になってからは、自分が体調を崩して休むと仕事がストップしてしまう、ということが多かったので、40℃近い熱があっても這ってでも会社へ行くつもりでいました。

独立して1年目は、忙しさとストレスが重なり、それまでなったことのない病気が重なって大変なことに…。毎日、10種類以上の薬を飲みながら、なんとか体をコントロールするのに精一杯だったのです。プロである以上、体調を理由に仕事に穴を空けることなんてありえない、というのが私の信条でしたので、ギリギリまで頑張り、休みのときにしっかり休んで治していました。

フリーのライターさんとお仕事をしていると、ときどき「体調が悪いので、原稿がまだできていません」という人もいて驚かされます。(そういう人に限って、ツイッターを見ると普通に外へ出かけていたりします)どんな仕事もそうですが、プロとしてお客様からお金をいただいているのであれば、体調管理も仕事のうちです。

締切り前に体調が悪くなって締切りに遅れてしまう、なんていうことのないように、仕事のスケジュールや食生活、運動などのコントロールには、日頃から気をつけています。私が心がけていることをお伝えさせていただきます。

 

自分のキャパの限界を知り、スケジュールを詰め込みすぎない

会社員時代に3日連続で徹夜をしたら起き上がれなくなった、ということを経験して以来、徹夜が連続しないようなスケジュールにしています。もちろん、今でもいただいたお話は基本、お断りはしません。スケジュールの都合で引き受けられない場合、自分でなくとも他の人で対応できるときは、他のライターさんを紹介するようにしています。提示されたスケジュールが厳しい場合は、あらかじめお客様と調整するようにしています。引き受けてから「やっぱり間に合いません」となるのはご法度です。

 

ピンチのときに頼れるライター友達を増やす

私はライター養成塾を主宰していることもあり、自分がスケジュール上対応できない仕事は、受講生の方に順番にご紹介しています。また、前の会社の同僚や後輩、先輩ライターさんにも手伝ってもらうことがあります。一定以上のスキルのライターさんと多くつながっておけば、ピンチのときに助けてもらえます。もちろん、仕事はギブアンドテイクですので、日頃から、お友達が困っていたら積極的に助けてあげることも大切です。

 

食事のバランスと運動に気をつける

ジャンクフードを食べすぎたり、栄養が偏ると体調を崩してしまいます。コンビニなどで売られている加工された食品よりもできるだけ加工されていない野菜などを調理して食べるようにしています。食事のバランスに自信のない方は、プロの方に見ていただくのもひとつの方法です。また、毎日ウォーキングなどの適度な運動もするようにしています。ストレスを溜めないよう、仕事の落ち着いているときにはたっぷり睡眠を取り、美味しいものを食べて、繁忙期に備えています。

 

以上になります。体調管理にもプロ意識を持つ、ということ、フリーで仕事をしていくにはとても大事なことですので、ぜひ心がけてください。

 

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ABOUT US
橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。