商品やサービスのキャッチコピーがなかなか思い浮かばないときのとっておきの発想方法をお伝えいたします。
それは、「お客様が買わない理由」「申し込まない理由」を10個、書き出すことです。
たとえば、白い靴があったとします。
この白い靴を、2万円で売るためのキャッチコピーを考えるために「お客様が買わない理由」を考えてみましょう。
【買わない理由1】白だから汚れそう。
【買わない理由2】ヒールの部分がすぐにはげそう。
【買わない理由3】かかとが低いかも?
【買わない理由4】男なので買えない。
【買わない理由5】2万円もするので高い。
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【買わない理由2】ヒールの部分がすぐにはげそう。
【買わない理由3】かかとが低いかも?
【買わない理由4】男なので買えない。
【買わない理由5】2万円もするので高い。
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といった感じで10個、書き出してみます。
それから、書き出した10個を一つ一つ、払拭してみましょう。
【買わない理由1】白だから汚れそう。
→雨や汚れに強い防水コート加工をしています。【買わない理由2】ヒールの部分がすぐにはげそう。
→コンクリートに擦ってもなかなかはげないよう接着強度を上げています。
万が一はげた場合は1年以内であれば無料修理します。
→雨や汚れに強い防水コート加工をしています。【買わない理由2】ヒールの部分がすぐにはげそう。
→コンクリートに擦ってもなかなかはげないよう接着強度を上げています。
万が一はげた場合は1年以内であれば無料修理します。
【買わない理由3】かかとが低いかも?
→骨盤を安定させて美しい姿勢を保つヒールの高さです。
【買わない理由4】男なので買えない。
→彼女や奥様へのクリスマスプレゼントにいかが?
選べるラッピング無料です。
【買わない理由5】2万円もするので高い。
→安物の靴とは一線を画す丈夫さが自慢です。
いかがでしょう? キャッチコピーになりそうなフレーズが、いくつも出てきていませんか?
こうやって書き出したリストを、ターゲットになりそうな方に見てもらってください。
「この文言の中で、どれが一番魅力的?」と、彼女や奥様、女性の友達に質問してみて、最も魅力的との回答が多かったものをキャッチコピーに生かすと良いです。
ターゲットになる人が「買わない理由」「申し込まない理由」をリストアップし、一つひとつ払拭していく。
商品を販売するためのセールスレターにも応用できるテクニックですので、ぜひ活用してみてくださいね。
プロライター養成塾の文章力養成コースでは、「売れる」キャッチコピーを作るためのヒントを実践ワークを通じて伝えしています。