読み手がワクワクして、次へ次へと読み進めたくなる文章を書くにはどうすれば良いでしょうか? そのためのひとつの方法として「ターゲットを明確にすること」が大切です。
「誰のために書くのか」「どんな情報を必要としている人に書くのか」を、しっかりと吟味した上で発信しましょう。
この場合、ターゲットは身近にいる人を具体的にイメージすると文章が書きやすくなります。
「この商品のターゲットは、ご近所に住む主婦のA子さんだな。A子さんに手紙を書くような気持ちで、セールスレターを書いてみよう」と、A子さんの顔を思い浮かべながらセールスレターを書いてみると・・・
さっきまで漠然としか思い浮かばなかった言葉がスラスラと出てくることに驚かれるはずです。
文章を書くときに、言葉がぎこちなくなる方、リズム感がもたついているような気がする方。特定の誰かに語りかけるような気持ちで書いてみてください。一気に文章がイキイキしてきます。
最も書きやすいと感じるのは、自分がターゲットであるときです。
私の場合、「30代女性のためのダイエット商品・サービス」のセールスレターは得意です。どうすれば自分が欲しくなるかが分かっているからです。自分で欲しくなるように文章を書けば、きっと商材は売れるでしょう。
逆に、「40代男性のための婚活サービス」になれば、少し文章がもたついてしまうかもしれません。なぜなら、40代独身男性の気持ちが自分ではリアルに分からないからです。
この場合、自分の周りにいる40代独身男性にインタビューし、彼らが何を求めているかを明確にしてから、文章を書き始めます。
ライターのお仕事をしていると、自分がターゲットになるお仕事もあれば、そうでないお仕事もあります。
どちらのお仕事にも対応できるよう、普段から老若男女、いろいろな人と接し、たくさんの人の声に耳を傾けてみてください。
人間観察ができればできるほど、ライターとしてのスキルが上がってきます。