「ライターさんが足りない」といろいろな企業様からご相談いただきます。
ライターさんが足りていないのではなく、ちゃんと「書ける」ライターさんが足りていないのだそうです。
何を持ってちゃんと「書ける」のか。
人それぞれ捉え方があると思いますが、結局のところ、仕事に対する真摯さや人間性の問題なのかなと感じることがあります。
企業さんからのライターさんに対するお悩み・クレームで多いのが
「ライターが上から目線」
「言ったことをやらない」
「義務を果たす前に権利を主張してくる」
といった、仕事の態度やコミュニケーションに関する事柄です。
一概には言えませんが、ライターさんの年齢やキャリアが上がるほど、この「態度」に関するクレームが増えているようです。
もちろん、年齢やキャリアを重ねてもなお、謙虚な姿勢で、素晴らしい原稿を書くライターさんは多いです。
そのようなライターさんはすでに売れっ子なので、自ら新しい仕事を探さなくても、各企業さんから引っ張りだこです。
厄介なケースで多いのが、年齢とキャリアの「年数」を重ねて仕事を探しているライターさんです。
謙虚であれば問題ないのですが、キャリアに自信があることで、ついクライアントに対して上から目線になってしまったり、自己中心的な態度を取ってしまいがち。
なぜ今、仕事がないのか。
その理由を自分で分かっていないから、紹介ももらえずに自転車操業になってしまうのです。
20代のお若いライターさんの場合は、多少スキルが伴わなくても、クライアントからご指導いただくことで成長しやすくなります。
クライアントさんからしてもキャリアの浅い若いライターさんの方が、意見を言いやすく、アドバイスしたり指導しやすい、という意味では、一緒に仕事をしやすいのかもしれません。
この「クライアントから指導していただきやすい」は、実は強みでもあるのです。
ライターの仕事は、人と人とのコミュニケーションで成り立つものです。
過去の栄光や固定観念でガチガチになり、他者とのコミュニケーションに壁を作ってしまうベテランライターよりも、謙虚で人の話をよく聞いて素直に実行する新人ライターの方が、短期間で多くの仕事を受注でき、収入アップにつながりやすいです。
実際、私の受講生ライターさんでは、ご年齢に関わらず、2〜3ヶ月の短期間で会社員の収入を超えたお仕事をいただく方もいらっしゃいます。
彼・彼女たちの強みは「謙虚」「素直」「行動力がある」、この三点に尽きるでしょう。
これからプロのライターを目指す方は、最初のスキルや才能以上に大切な「人間としてのあり方」の部分、ぜひ意識されてみてください。
より実践的なテクニックを学びたい方は、仕事に直結するプロライター養成塾をご受講ください。