ライターは、医師や弁護士のように資格は必要のない職業。
あなたがライターだと自己紹介すれば、ただそれだけでライターになれてしまう。言ったもの勝ちの世界です。
でも、自分でライターと名乗るより、周りから、「あの人はライターだ」と認知されたい。ライティングの仕事だけで食べていけるようになりたい。それが本音ではないでしょうか?
という訳で、「あのライターさんに仕事をお願いしたい」とたくさんのお客様から思われる、売れっ子ライターになるために、大切な心構えをお伝えさせていただきます。
常に1対1であること
仕事は、次から次にやってきます。ひとつの事にかかりっきり…という訳にはいきません。
しかし、流れ作業であってはいけません。
例えそれが、たくさんある仕事の中のひとつの作業だったとしても、向き合う時は片手間ではなく、しっかりと正面から向き合いましょう。その丁寧さが、次の仕事へ繋がるのです。
少し前のことです。
友人が某会社から某商品の売り込みを受け、私が立ち合うことになりました。
訪れたのは、20代後半の男性営業マン。とても丁寧で、好感のもてる方でした。
しかし、商談の後、友人は渋い顔。「どうしたの?」と尋ねると、「あの人、初対面じゃないんだよね。」と友人。
以前にお会いし、名刺交換もしたことのある方だったとか。
でも、その方は友人の事を一切覚えておらず、まるで初対面のような態度であったという訳なのです。
友人は、その商品の取り扱いを見送りました。気分を害したからです。
営業マンにとっては、数多くの取引先のひとつだったのかもしれません。しかし、記憶にも残らない営業活動はいただけません。
ライターも同様、目の前にいるお客様一人一人に対して誠実に、全力で対応することを心がけましょう。