以前、求人ポータルサイトの特集コラムを書く仕事をしていました。ビジネス小説のようなコラムで、登場人物やストーリーも自分でゼロから考えられる仕事ですが、このように自分の思いを全面的に伝えられる文章を発信していけるのはライターの醍醐味だと感じております。
フリーライターになってから、私は自分と同年代で売上数億規模の経営者やコンサルタントの方ともお会いするようになりました。すごい方々と関わっていると、自分自身が「ライターであること」に引け目を感じていた時期もありました。しかし、いくつかの媒体で連載コラムを書き続けるうちに、気づきました。
シンプルに、周りに影響されすぎず、自分の好きなことを突き詰め続けられる仕事に恵まれていることは、とても幸せなことです。自分のこれまでに体験したこと、苦しかったことや嬉しかったことも、すべてが仕事に活きるのです。
時間や場所の制約に縛られず、自由に言葉をあやつり、社会に影響を与え続けることのできるライターの仕事。ライター業として生計を立てていくための小手先のテクニックは本が一冊書けるぐらい語れますが、仕事を続けていく上で必要なことは、「仕事に誇りを持つ」ことだと感じています。
自分の仕事の価値を決めるのは自分。誇りを持って取り組むことで「あなたに書いて欲しい」と言われるようになり、自分自身で仕事をデザインしていくことができます。