インターネットが爆発的に拡大した現代。私たちは、日々大量の文章に囲まれています。
目の前にある文章を読むかどうかの判断は一瞬です。パッと見て「なんだか読みにくそう」と思われてしまえば、どんなにいい内容でも読まれる可能性は低くなります。
では、どうしたら「読まれる文章」になるのでしょうか。
それは、文章のビジュアルにこだわること。
スマートフォンの中、そして街中にあふれる広告。ついつい読んでしまうのはなぜでしょうか? それは、視覚的に優れた文章だからです。
人の目を引くキャッチコピー、ストレスなく読み進められる文字配置。ぜひあなたも、チラシや広告を作るつもりで文章を編集、配置してみましょう。
キャッチコピー=見出しに全精力を注ぐ
あなたの文章が読まれるかどうかは、見出しのインパクトにかかっています。
論理性を保つためにも、見出しは文章を書きはじめる前に決めてしまいましょう。
本文が1,000文字なら、見出しは3〜4つ程度。
チェックポイントは2つです。
- 流し読みしていた読者が、思わず目をとめるだけの魅力があるか
- 見出しだけを読んでも、文章の大意が伝わるか
テレビCMのキャッチコピーを考えるかのように、徹底的にこだわって作成しましょう。
文章を優れた「視覚情報」にデザインする
多くの人に読んでもらえるよう、文章の見た目にもこだわりましょう。文章をひとつの視覚情報と考え、デザインしていくのです。
見出しを太字にする、本文よりも文字を大きくする
基本的なことですが、あなたのキラーフレーズに読者の視線を誘導することができます。
20〜25文字程度で改行する
1行を、スマートフォンの画面の横幅程度にします。読み手はストレスなく読み進めることができます。
可能な部分は箇条書きにする
長々と説明するより、確実に伝わりやすくなります。
ひらがなを効果的に用いる
読者に引っかかりなく読んでもらうためにも、漢字の多用は避けましょう。漢字が5文字以上続くようなら、ひらがな化できる箇所はないか探してみてください。
文章の中身、主張はもちろん大切です。しかし、読んでもらえなければ意味はありません。
これらを実践することで、あなたの文章は見違えるように読みやすくなるでしょう。
ぜひ、実践してみてください。
記事執筆:ライター 村川里美