大きな修正が入ったときは、ライターの実力が試されるとき

ライターの仕事をしているとよくありがちなのが、お客様から言葉の微妙な意味合いの違いを指摘されることです。

ライターの書いた文章に対してお客様から

「なんかニュアンスは違うんだよね」「言ってることは合ってるんだけど、うーん…」といった、イマイチな反応が返ってきたとき、どうすればいいのか悩んでしまうライターさんが多い印象を受けます。

 

そんな時、駆け出しのライターさんが、特に注意していただきたいことがあります。

それは、

「では、どういったニュアンスがよろしいでしょうか?」とお客様に聞いてしまうことです。

 

これはライターではなく、オペレーター(作業員)の仕事になってしまいます。

プロのライターなら、プロの仕事をしなければなりません。

 

ご指摘をいただいた時こそ、ライターからいくつかの「切り口」を提案し、ライターとしての実力を発揮できるチャンスです。

 

しかし、困ったことに何でご指摘を頂いたのか、お客様がそこまで怒っていらっしゃるのかわからない時も実はあります。

 

文章に関してではなく、なんだか怒りの矛先が曖昧。

そんな時は、もしかしたら自分に非があるのではなく、違うところからクレームが発生している可能性があります。

ご指摘に関して理解が出来ない場合は、根本的なお怒りの背景を確認することも必要になる時が出てきます。

 

例えば、案件を紹介いただいた際に直接ではなく間に人がいる場合。もしかしたら、依頼主と紹介者の間でトラブルがあり、それが引き金となっている可能性も探ってみましょう。

1人では悩まず、第三者に相談することもとても大事です。背景がわからないまま対応を考えると溝が深まるばかりになり、解決方法から遠ざかっていきます。

 

人と人ですからコミュニケーションミスからのトラブルが発生することもありますので、そういったところにも配慮しながらお仕事を進めていかれると良いでしょう。

 

ただ、本当にライター自身へのご指摘の場合は、真摯に受け止め謝罪することが最も重要です。

 

大きな修正が入ったときは、ライターの実力が試されます。

一発OKは偶然の成功であることも多いと思います。

ですが、修正が入った時、お客様が求めるピンポイントの制作物を提示できるライターは、本物です。

継続ご発注のチャンスでもあります。

修正を恐れず、保守的にならずに日頃からネタをストックし、多くの引き出しを持つライターを目指してください。

 

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ABOUT US
橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。