フリーライターデビュー後、お客様からご指摘いただいたり、ミスをしてしまったりということを経験するにつれて、「失敗してしまったらどうしよう」という不安が強くなり、お仕事に対して積極的になれなくなる時期が来ることがあります。
売れっ子ライターさんたちは皆、さまざまな学びの経験を通じて、失敗への不安や恐れを乗り越え、スキルと自信をつけています。
「ミスをしてしまったらどうしよう」「お客様に迷惑をかけてしまったらどうしよう」という不安や恐れを乗り越え、安定的に仕事をいただける売れっ子ライターになるには、どうすれば良いのか?
先日、プロライター養成塾の受講生の方から、以下のご質問をいただきました。
お客様からいただいた仕事でミスをしてしまい、自分もすごく怖くなって、お仕事の依頼はしばらく受けたくないという気持ちが働いています。
もちろん、今後、もしこのような記事の依頼が来たら、絢子先生から教えていただいた通り、参考記事を明確に表示して、先方にも安心してお仕事を任せていただけるように最新の注意を払って取り組む決意でいます。
でもこわい。でもやらないと力がつかないから仕事も広げる意味で営業もしたい。この気持ちをどうしたら次へつなげていくことができるのでしょうか。
私の回答です。
二度と同じミスを繰り返さないよう徹底して確認することです。
自分で納得いくまで、確認しすぎるくらい確認する。
これを今のうちに習慣化させておきましょう。
早めにこういう痛みを経験をしておいた方が、
のちのちの大きな失態につながらなくて済みます。
また、同じミスを繰り返さないよう、
ミスをしない仕組みをあらかじめ自分で作っておくことも大切です。
誤字や脱字が多いのであれば、「誤字脱字は後から見直せばいいや」ではなく、書きながらチェックする。後からの文字校正にかける時間もスケジュールの中に確保しておく。
他社サイトからのコピペと間違われるような仕事は最初から引き受けず、自分で取材したインタビューや、録音した音声からの書き起こしのお仕事のみを受注すると決めるなど。
このように「絶対にミスしない仕組み」を作っておくことで、安心材料が増えるでしょう。
「ミスが怖い」という感情を否定しなくてもかまいません。むしろ、怖い気持ちは、大切にしていただきたいです。人間は「怖い」という気持ちがあるから、火で火傷をしたり、高いところから落ちて怪我をしたりしなくて済みます。
生まれたての赤ちゃんは「怖い」という気持ちがないから、火に触ろうとします。そして痛みを経験して、だんだんと成長して大人になっていきます。
怖いという気持ちは、取り返しのつかないミスを起こさないためにも、これからも大切に持っていてくださいね。
多くの人が持っている不安や恐れを乗り越えてこそ、
「一流」と呼ばれる真の実力がつきます。