なんとなくかっこいい言葉でごまかさないように

ライターの世界では、「手で書く」という言葉を使うことがあります。

「手で書く」

それは、頭で深く考えずに、なんとなくかっこいい言葉を並べて、雰囲気で文章を作ることを意味します。

ある程度、経験を積んだライターであれば、手で書いても、それなりに見栄えのする、おかしくはない文章になります。

なんとなくかっこよさは伝わってきますが、見栄えはいいけど、イマイチ心が動かされない・・・それが、手で書いた文章の特徴です。

 

書き手が、深く考えずに軽い気持ちで書いていると、読む方も、サラっと読み飛ばしてしまうような文章が出来上がってしまいます。

「ソリューション」とか「イノベーション」とか、「概略的」「最先端の」など、使うと賢そうに見える言葉。企業の広告に書かれていると、しっかりした会社に見える言葉。

こうした言葉を、しっかりとした根拠や意図に基づいて使うのは、もちろんOKです。

が、「かっこいいから」という理由だけでなんとなく使うと、分かる人が読めば、「あまり深く考えずに書いているな」と、分かってしまいます。

 

一文字、一文字に、同じだけのエネルギーはこもっていますか? 全身全霊で考え抜いた言葉を使っていますか?

かっこいいから、どこかで見たことがあるから、なんとなく使ってみた。それが、いわゆる「手で書いた文章」です。

ただスペースを埋めることだけが目的であれば、使ってみるのも一つの方法かもしれません。

しかし、集客や販売のためのセールスレターでは、なんとなく手で書いた文章では、結果が出ません。

限られたお金と時間を投資する、お客様の立場にたってみてください。申し込むお客様以上の精神的エネルギーを使って、セールスレターを書かなければなりません。

集客はエネルギーです。一言一句に精魂をこめましょう。

 

仕事に直結するプロライター養成塾はこちら

 

 

 

 

ABOUT US
橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。