以前、受講生ライターさんから、「文章が出てこない」「軸のある文章が書けない」と、ご相談をいただきました。
私も「何を書いていいのか分からない」と考えているうちに、時間ばかりが過ぎていく経験をしたことがあります。
そんな時はたいてい「読んでもらいたいターゲット」が明確ではありませんでした。
誰に何を伝えたいのか。
目的がずれてしまっていることが、書き出せない原因の1つです。
「書くこと」は手段であり、目的ではありません。目的は「伝えること」です。
伝えたい人に、伝えるべきことを伝える。
伝えるという目的を達成するためには「誰に」「何を」伝えたいのか、きちんと決めてから書き始めなければなりません。
お客様が提供する製品・サービスはどういった層を狙っているのかを把握することもプロのライターへの期待でもあります。
・年齢、性別、居住地、職業、年収、家族構成といった定量的なデータ
・消費者の生い立ちから現在までの様子、身体的特徴、性格的特徴
・人生のゴール、ライフスタイル、価値観、趣味嗜好
・消費者の生い立ちから現在までの様子、身体的特徴、性格的特徴
・人生のゴール、ライフスタイル、価値観、趣味嗜好
消費行動や情報収集行動などの定性的データを含めて、あたかも実在するかのような人物像を想像する必要もあるかもしれません。
お客様からライティングのお仕事をご依頼いただいた際には、情報を聞くだけではなく、「誰に」「何を」伝えるのかをお聞きすることが大切です。
そうすることでぼんやりと漠然とした文章にはならないでしょう。
読者層を明確にすること。
ぜひ、心がけてみてください。
取材〜原稿作成までの流れの詳細は、プロライター養成塾の取材実践コースで体感していただきます。