事前に調べて分かることは取材では質問しない
取材対象者の著者やホームページ・ブログなどは、できる限り事前に目を通しておくようにしましょう。取材の時間は限られています。事前情報が頭に入っている状態で取材に臨むのは、質の高い原稿を書くうえでの大前提であり、取材相手と対等に話ができるスタートラインです。
あらかじめ質問を準備する
事前準備を行なう中で、取材対象の方に聞きたい質問が出てきたら、あらかじめメモを取ってまとめておきます。そして、会話が途切れないよう、取材のイメージトレーニングも行ないましょう。たとえば「この質問にはこんな答えが返ってくるだろう、そうしたら、次はこの質問をしてみよう」と、質問と答えのラリーを想定しておきます。
想定通りにならないことも多く、手間取ることもありますが、現場では意外な展開を楽しんでしまいましょう。事前に質問を用意しておくことで、取材対象の方との信頼関係を築くことができ、取材がスムーズに進行します。
取材対象者と取材のゴールイメージをあらかじめ共有する
もしお互いの時間が許せば、取材や原稿の目的は何なのか、読んで欲しいターゲット、原稿を読んだターゲットにどんな行動をとってもらいたいのか、などをあらかじめ共有しておくと良いでしょう。そうすることで、一度書いた原稿の大幅な修正を防ぐことが出来ます。
とはいえ、取材対象となる方は多忙な方が多いので、相手の時間を奪わないよう配慮が大切です。取材前の共有が難しければ、取材が始まってからゴールイメージを共有しておきましょう。
記事執筆:ライター たかはしなつこ