ライティングの仕事は溢れています。しかし「食べられないライターさん」が溢れているのも事実。
以前、弊社の提携ライターさんが「ライターで仕事が無い状況は単に努力が足りないからでは?」と言っていましたが、全くその通りだと思います。
駆け出しライターでも、仕事が全く無い状況はありえません。
新規の仕事を獲得するのは難しいことではありませんが、単価の高い仕事を継続させていく段階で皆さん、壁にぶつかっているようです。
壁にぶつかる原因は、ライティングスキルの問題もあると思いますが、もう一つ大きな原因として、お客様とのコミュニケーションがあるかと思います。
たとえば初めての媒体でお仕事をする場合…
一番最初から媒体の特性を全て理解するのはなかなか難しいことです。
媒体特有の文章表現や言い回し、ボリューム感があるため、すでにある原稿を読み込んで、しっかり事前勉強することは欠かせません。
もちろん事前勉強をしても、100%の安心は得られないでしょう。
私も、初めての媒体で仕事をするときは、自分の文章が媒体の空気を読めているのか不安です。
そういう場合、クライアントに原稿を提出する際のメールにひと言添えるようにします。
初めてご提出させていただく原稿になりますので、言葉の使い方や文字数など、要領を得ていない部分もあるかと思います。
お気づきの点がございましたらご指摘ください。修正させていただきます。
お気づきの点がございましたらご指摘ください。修正させていただきます。
このひと言があるだけでも発注側は安心します。
大切なのは、自分ひとりで悩んで解決しようとするのではなく、歩み寄って理解しようとする姿勢を見せること。
もちろん、クライアントも限られた時間の中で仕事をしていますので、調べて分かることを何度も質問するのは失礼にあたります。
質問した方が良い点と自分で解決できそうな点はきちんと区別し、お客様が気持ちよく仕事ができるライターになれば「またこのライターさんにお願いしたい」と思っていただけるようになるはずです。