「報・連・相」のできるライターを目指そう

ライターの仕事には、デザイナーやディレクターなど、いろいろな職種の人とのチームワークの上で進めていくプロジェクトも少なくはありません。

 

チームでの連携をスムーズに進めていくためには「報告・連絡・相談」、いわゆる「報・連・相」(ホウレンソウ)が必要不可欠です。

 

プロジェクトで複数の人と一緒にするとき、クライアント先に常駐をして仕事をするときには、自分のことだけを考えるのではなく、一緒に仕事を進めている周囲への気遣いも心がけましょう。

 

そうすることで、お客様から信頼されるライターとして評価いただけるようになり、自分自身が仕事をしやすくなります。

 

以前、こんな話を聞いたことがあります。

パートさんが、終了時間で退勤。テーブルの上にはやりかけたままの仕事。誰かにことづてしているんだろう…そう思いました。

しかし、誰も知りません。

何をどこまでやったのかも分からず、結局その作業は一からやり直すことに…。

ひとこと状況を報告してくれたなら、不要な作業でした。

 

他には、こんなこともありました。

とある社員Yさん。上司Aさんから「今日の営業時間内にここまでして下さい」と言われた仕事があります。

そこに上司Bさんから「急ぎで、これやってもらえるかな?」という仕事が発生しました。

そこで社員Yさんは、急ぎと言われた上司Bの仕事を先に終わらせ、上司Aの仕事に取りかかりました。

しかし上司Aさんの仕事は完結出来ず、その日の営業終了時間直前になり、上司Aさんへ報告に行ったのです。

しかし、それでは締めに間に合わず、結局数名の社員が残業し、最後まですることとなりました。

この場合社員Yさんは、上司Bさんから話があった時点で、他の仕事も抱えている最中なのだと、状況を伝えるべきです。

そして、仮に引き受けたとしても、「間に合わない」という報告ではなく、「このままでは間に合いそうにない」と、早い段階で見通しを立て、連絡するべきでした。

それなら、残業せずとも対応できたはず。

 

「報・連・相」は、ルールではありません。

しかし守ればみんながスムーズ。

面倒がらず、適切なタイミングで行い、円滑なチームワークを目指しましょう。

 

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ABOUT US
橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。