プロのライターとして、最低限果たすべきことは、「お客様のご要望にしっかりとお応えすること」。
お客様がどんな言葉で伝えたいと思っているのか、その方の癖や文字の選び方など、こだわりをお持ちかもしれません。
お客様のご要望もすべて叶えた上で、読み手を魅了する文章を作るのが、プロのライターの役割です。
お客様とのお付き合いが浅い場合には、「修正」が多く出てくる場合があります。
何度書き直しても、お客様からのOKがなかなか出ない時もあります。
そんな時こそ、「プロライター」の正しい対応が大切です。
この時の対応が、お客様との信頼関係を左右する要となるでしょう。
まず、してはいけないこと。
「お客様からの修正を真摯に受け止めない」
「でも」「だって」と言い訳をする。
あるライターさんは、一人の著名人の方のコラム記事制作を始めた頃は、先方から修正の嵐だったそうです。
しかし、彼女のそこからの取り組みは素晴らしいものでした。
「自分が最初に書いた記事と、修正後に掲載された記事を毎回、見比べて分析」
「数十冊も出されているその著名人の方の書籍を、すべて読んで、好みの文体を研究」
「ほかにコラムなどあれば目を通して癖をつかむ」
このようにして、嵐のような修正が入っても、あきらめずに、必死に努力した結果、1年経った頃には修正もほとんど入らなくなり、「こんな見せ方をしたらアクセスが上がるかもしれない」と工夫しながら、楽しく原稿を書いているそうです。
お客様からの「修正」は、財産です。
わざわざパワーを割いて修正を依頼されるのは、あなただから出来ると期待されているからです。
お客様からのご要望にしっかりお応えするためにも、いただいたご指摘はしっかりと受け止め、学びとして吸収していきましょう。