文章がまとまらないとき1のつづきです。
長文を短くまとめる。
最初は難しいかもしれません。
しかし、この場合、書けない…のではないのです。
書きすぎているだけなのですから、
上手に要約するコツを覚えさえすれば大丈夫。
まず、いつも通りの長文を書いてみてください。
そして、どの程度に減らすのか決めましょう。
ここまで決まったら削る作業に入ります。
文章全体を眺めます。
何度も繰り返している部分はないでしょうか?
そこがあなたの一番言いたいこと。
なので重要な部分。
しかしそれと同時に、繰り返しを削り、
グンと減らせる部分でもあります。
修飾の多い言葉はありませんか?
「燃えるように赤い太陽が」とあったとき、
太陽が主役であればOKです。
しかし脇役であった場合、「真っ赤な太陽」でも充分。
このように、不要な修飾を見つけ出し、
思い切って削除するのです。
例えばあなたがゲームに勝利し、
コメントを求められたとします。
「とても嬉しいです!
私はこの日の為に、練習を重ねました!
この喜びは仲間と共に……」
と長々語るより、北島康介さんのようにひと言、
「チョー気持ちイイ!」
この言葉の方が、どれだけ心に残るでしょうか。
こんな思い切りの良さが、
まとまりのある文章作りには必要なのです。
先に、文章を短くする理由として、
「人には読みやすい分量がある」と書きました。
しかし、それだけではありません。
書く仕事をしていると、
必ず提示されるのが「尺」というもの。
雑誌のコラムにもテレビにも、
必ず「尺」があります。
尺に収まりきらなければ、ズバッとカット!
努力は水の泡…。
だからこそ、短くまとめ、
カットされないようにするのです。
がんばってくださいね。