読者の心をつかんで離さない文章を書くために、ターゲットの心理を理解する方法

読者の心を動かし、行動へと促す文章を書く上で必要不可欠なのが、ターゲット心理の理解です。

特定のターゲット層に商品やサービスを「買いたい」と思っていただくには、ターゲットとなる方が普段、どんな生活をしていて、何を考えていて、どんなことに悩んでいて、何を解決したいと思っているのか、何を願っているのか。

深くまで掘り下げて理解する必要があります。

読者の心を動かす文章とは?

商業文章はまず、読んでもらいたい人に、読んでいただけることが最も大切です。

そのためには、まず、誰に読んでもらいたいのか、ターゲットを決めること。

実在する人を具体的にイメージして、その人に語りかける気持ちで文章を考えると、言葉がスラスラと出てきやすくなります。

ターゲットとなる読者に「おっ!?」と気に留めてもらうには、フックとなる言葉がとても大事です。

キャッチコピーや見出しで「この文章を読んでみたい」とターゲットに思わせることができて、その次の文章を読めばさらにその次の文章を読みたくなり、さらに次、次・・・・と、滑り台で加速するように最後まで読んでもらえるような文章こそが、読者の心をつかんで離さない文章です。

お客様と本音のコミュニケーションを取れる関係性を築く

ライターの仕事を行う際も、発注いただいているお客様とのコミュニケーションが表面的であれば、完成するコピーも当たり障りのない表面的なものになり、訴求力が弱くなってしまいます。

そのため、お客様とは徹底して本音のコミュニケーションを取ることが大切です。

お客様と「ぶっちゃけ、○○ですよね?」と言える関係性を築くことも、読者に伝わる文章を書くための、大切な仕事の一つです。

お客様との本音のコミュニーションを通じて、「誰に、何を、どのように伝えるのか」そのコンセプトワークを徹底して行うこと。

それができた上で初めて、ターゲット読者の心に届く文章を書く、スタートラインに立てます。

ターゲットの心理を充分に理解するために最も効果的な方法

ターゲットの心理を充分に理解するために最も効果的な方法は、自分の本音とつながる習慣を持つことです。

他人の心を知るためには、自分自身の心とつながる必要があります。

普段の生活においても、自分はどんなときに、どんな感情になってどんな行動を取りたくなるのか。

どんなときに商品やサービスを買いたいと思うのか。どんな人から買いたいと思うのか。

自分自身の細やかな感情の動きをよく観察してみてください。

私は、モヤモヤしたときは感情をそのままにせず必ず言語化するようにしています。

自宅ではあまり集中できないので、カフェやファミレスに入り、ノートとペンを用意して、頭の中で考えていることをつらつらと書き出しています。

感情を言葉にしているうちに、心がすっきりするセラピー効果があるだけではなく、言葉の感情表現が豊かになっていることに気づきます。

「自分会議」と名付けているこの習慣。

続けているうちに、ターゲットとなる読者の言葉にできていない感情を巧みに言語化できるようになるのでおすすめです。

 

 

「自分会議」を通じてさまざまな夢や願いを叶え、より自分らしい人生を生きられるようになりたい方は、こちらの本がおすすめです。

ABOUT US
橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。