といったご質問をいただきました。
結論からお伝えすると、有名雑誌の仕事をしたいのであれば、クラウドソーシングよりも、人脈作りに力を入れることをおすすめします。
雑誌や書籍など、大手メディア関係の仕事は、関係者からの紹介など、直接の人脈を介して来ることが多いです。(一部、雑誌の誌面でライター募集されている場合もあります)
私のところにも、雑誌や出版関係のライターさん募集ご依頼をよくいただきます。
基本的には守秘義務等があり、表立って募集できない仕事です。
雑誌を刊行している編集者さんは日々スケジュールに追われていて忙しく、ライターの選考に割ける時間も限られています。
そのため、第一選考の段階から、ある程度、クオリティが保証できる実績豊富なライターさんが選ばれやすいです。
であれば、初心者さんに雑誌ライターは狭き門なのか? というと、そうとは限りません。
雑誌や出版などの紙媒体は、需要が傾向的に減少している斜陽産業でもあるため、予算が限られていることが多いです。
初心者ライターさんが売りにできるのは「料金の安さ」です。
経験値が少なくとも紙媒体の実績を作りたいのであれば、ベテランライターの相場よりも低料金で引き受けられることを伝えてみるのも一つです。
発注側が「費用対効果に見合っている」と判断すれば、仕事につながることもあります。
相手が自分に仕事を発注するメリットをいかに魅力的に伝えられるか。
それも、商業ライターの実力の一つと言えるでしょう。
雑誌社や出版社などメディア関係者が集まるセミナーやイベントを日々リサーチして、可能であれば参加してみる。メディア関係者とつながり、SNSをフォローするなどして交流を持つ。
そのようにしてメディア関係者のお知り合いを増やし、「雑誌ライターの仕事がしたいです」と意思表明していれば、どこかでチャンスが訪れます。
仕事を発注してくれそうな人が見ているところで、仕事がしたいことを意思表明することが大切です。
これは商業出版やメディア出演したい場合にも同じことが言えます。
内にこもりがちなライターさんが多い中、オンライン・オフラインで積極的に出会いを増やしていくだけで、他のライターさんと差をつけることが可能になります。