私は普段、プロライター養成塾の受講生の方々を中心に、お仕事のコーディネートを行っております。企業からライターさんの紹介依頼があれば、プロライター養成塾受講生のライターさんの中からマッチしたライターさんをご紹介させていただいております。
すぐにお仕事が決まるライターさんの特徴は、プロフィールです。「プロフィールを制すれば仕事を制する」といっても過言ではないくらい、プロフィールの書き方は大切です。どのようなポイントに気をつければ仕事につながりやすいのか?
仕事がすぐに決まりやすいライターさんの特徴は、得意分野が明確であり、かつ特定の分野に精通した実績があることです。「広く浅く」タイプよりも「狭く深く」タイプのライターさんの方が企業側からの評価も高く、かつライターさんご自身もやりたい仕事の方向性が明確なので、すぐに仕事につながりやすい傾向です。
とはいえ、ライターとしての実績が浅い「広く浅く」タイプの方にも、適した仕事はたくさんあります。「経験の浅いうちは選り好みをせずとにかく何でもやる!」というスタンスを見せることができれば、実績を積むのも早いでしょう。
仕事につながりやすいプロフィールの書き方のポイントです。一つは「自分の得意分野とその根拠を明確に書くこと」。私の場合、フリーになったばかりの頃、最も得意な分野は求人広告でした。大手の求人広告会社で制作拠点長を務め、1000社以上もの原稿執筆に携わってきた経験があるので、企業取材や社長インタビューには自信がありました。
・求人広告の原稿執筆経験が1000社以上ある。
・場数を踏んでいるので企業取材や社長インタビューの取材が得意。
上記の点をプロフィールに明記することで、独立直後より企業取材や社長インタビューの仕事をたくさんいただくことができ、会社員時代より収入を下げることなくフリーライターデビューを果たすことができました。
これがたとえば美容分野であれば、「スキンケアや化粧品の成分に詳しく、薬事法管理者資格も取得している」といった点を明記したり、フード系の分野であれば、「イタリアやフランスなどのヨーロッパのグルメ事情に詳しく、現地で○回取材をした」などをアピールすると良いでしょう。
この際に大切なのは、企業が求めているライター像を意識してプロフィールを書くことです。たとえばIT企業の取材ライティングの仕事を受注したいのであれば、「IT企業の取材を今まで○件こなし、自身もWeb系プログラミングに携わっているので専門知識を保有している」といったアピール文が有効です。
どうしても取り組みたい仕事があれば、企業側がどんなライターを求めているのか?を先回りして考えてからプロフィール文を作成することが大切です。
ライターとしての実績がなくても、特定の分野に精通しているのであれば、ブログを開設して自分で記事を書いていくだけでもアピール材料になります。実績がないうちは、自分でサンプル原稿を作るのも一つの方法です。やってみたい仕事があれば、実績の有無に関わらずチャレンジしてみることで、早く経験を積むことができるでしょう。