「仕事に直結するプロライター養成塾」の受講生の方から多くいただくご相談として、「お客様に○○を質問したら無知だと思われて恥をかかないでしょうか?」「取材やインタビューの際、専門知識の勉強不足だと思われるのが不安です」などがあります。
いわゆる「恥ずかしい思いをしたくない」という気持ちから出てくるお悩みです。
私は、ライターは「足で書いて、恥もかいてナンボの仕事」だと思っています。
足で書くというのは、なるべく一次情報を取りにいくということ。
業種によっては現場へ足を運ぶのは記者の仕事といえる場合もありますが、ライターも、机上の空論で情報を処理するよりも、なるべく新鮮な生の情報を取りにいく姿勢を持つことで、アウトプットできる情報の質も上がってきます。
ネットや本、新聞などの情報は、誰かの視点で編集された二次情報です。
二次情報を加工するよりも、自分の足を運び、目で触れて、耳で聞いた一次情報を、自分なりの視点で咀嚼して記事にしていく習慣を持つことで、文章力も格段にアップします。
で、本題の恥をかいてナンボ。
クリエイティブの仕事を始めたとき、私はとにかく早く手に職を持ちたかったので、仕事のチャンスをいただいたら、自分ができるかどうかは関係なく、問答無用で「やらせていただきます」と引き受けていました。
「できます。大丈夫です。やらせていただきます」で引き受けてから、どのようにその仕事を行なうかを必死で考えました。
Illustrator(グラフィックのソフト)を少しだけいじったことのあるぐらいの時期に、運良くチラシの制作のお仕事をいただきました。
そのときはお客様先に常駐して作業をしていたのですが、発注者であるお客様の方が、私よりもIllustratorを使いこなせていたのです。
仕事を発注してくれたお客様からソフトの使い方やデザインの基礎を教わりながら、なんとかチラシを仕上げることができました。
それ以降も、チャンスがあればどんな仕事も問答無用で引き受けて、それから必死に考えて覚えてスキルアップを繰り返していました。
クリエイティブの仕事全般に言えることですが、現場での実践なくして本当のスキルアップはできません。
スピード感のある仕事の現場で制作を行なう方が、学校でデザインやライティングを学ぶよりも成長スピードが何倍もスピードアップします。
ですので、弊社主催のプロライター養成塾では、実践の場を早く獲得することに重点を置いております。
初心者のうちからお金をいただくことに抵抗があるのであれば、無料でのお仕事もご紹介できますので、そういったところからチャレンジしてみても良いと思います。
(個人的には、無料で引き受けると甘えが出るので少しでもお金はいただいた方が良いと思っています)
初心者のうちは、恥をかくのは当たり前。
かといって、「恥をかいてもいいや」と開き直って甘えるのではなく、プロとしてお客様から最大限にご満足いただける仕事をする前提で失敗を恐れずに果敢に前に進んでいく。
その姿勢を持つことで、スピーディーに成長でき、クリエイターとしての1年後、2年後、3年後の収入も大きく上がっていることを実感していただけるでしょう。
プロライター養成塾では、受講生同士でのコミュニティがあるため、他の受講生さんの成長過程も参考にしながら、自分に合った営業方法を見出すことができます。
売れている人は皆、思いっきり恥をかいた過去があります。
大きな変化の際に生ずるさまざまな混乱やゆらぎも、ぜひ体験してみてください。