今日は、文章がまとまらない方へのヒントをお届けします。
文章がまとまらない方によくみられる傾向は、「長文である」ということ。
頭の中に次々と浮かぶ言葉を、とにかく書きつづる。
大は小を兼ねる…とばかりに、どんどん書く。
最終、まとめることなく、そのまま完成…というパターン。
それではダメです。
文章においては、大は小を兼ねません。「大はあくまで大」であり、「小はあくまで小」なのです。
そして時に大は、惰作になりかねない、怖い代物でもあるのです。
というのも、小説などで無い限り、必要以上の長文は読む人に苦痛を与えてしまいがち。辛い現実ですが、理解しておきましょう。
人には、読みやすい分量というものがあります。
それを見越し、ビジネスで依頼される文章には大抵の場合、字数制限が設けられています。
ですから、○文字程度と指定があれば、その字数前後の分量で止めるおくのが常識。
仮に、○文字以上という指定だったとしても、それを「上限は限りなく」と捉えてはいけません。
指定された文字数を超えつつ、且つ、その辺りで終えることが常識です。
時おり、「長文を書ける方がスゴイ」と勘違いされ、長文を好んで書く方がおられます。
長文を書くのは簡単です。それを「いかに短くまとめられるか!」こちらの方がスゴイのです。
例えば、「今年はどんな一年でしたか?」と聞かれ、答えることより、「この一年を四字熟語で表してください」と言われる方が、難しいでしょう?
小気味よく短文で物事を表現すること。
これを意識すれば、必ず文章はまとまります。
文章がまとまらないとき2につづく。