複数の新聞を同時に読んで、自分の視点を磨こう

興味深く読ませる文章は、書いた人の「視点」と「考察」が独特で面白いです。

「へえ、こんな考え方もあるんだ」
「たしかにこんな見方で考えると面白い」

と読者に思わせるような、独特の視点を身につけるには、どうすれば良いのでしょうか?

独自の視点を磨くにあたり、おすすめのトレーニングのひとつが「新聞複数購読」です。

 

私はブログやメルマガ記事を書くときは長めの文章を書くことが多いのですが、書きながら思考が停止してしまうことはありません。ネタも尽きることはありません。書けば書くほど新しいネタが次から次へと出てきます。

「どうすれば橋本さんのように毎日大量の情報をアウトプットできるのですか?」とご質問いただきますが、大量に情報をアウトプットできるようになるために必要なのは、大量のインプットです。

 

大量に入れて、大量に出す。

シンプルです。

大量にインプットするだけでアウトプットしないでいると、情報の便秘状態になってしまいます。インプットするときは、アウトプットを前提にインプットすることをおすすめします。入れたら出しましょう。

 

インプットとアウトプットをバランス良く続けられるよう、よく行なっているトレーニングが、毎日朝に本を一冊読んだり、新聞を複数購読することです。

いつも同じ新聞ばかり読んでいると思考が偏ってしまうので、新聞を読むときは2紙以上読むようにしています。

新聞複数読みのメリットは

  • 大きなニュースが客観的に分かる。
  • 複数のニュースの因果関係を探ることで経済を予測できる。
  • 世の中の動きを俯瞰的に広く浅くインプットできる。
  • があります。

 

「2つ以上の事件やニュースの因果関係を探る」とはどういうことか?

 

以前に私は、日経新聞と朝日新聞で気になる2つの記事を同時に見かけて、Twitterでつぶやいたことがあります。以下が私のつぶやきです。

 

日経新聞に日本のものづくりに関して「海外へのノウハウ流出を防ぐための会議」に関する記事がありましたが、良いノウハウは積極的に流出させた方が良いのでは?

朝日新聞の投書欄にあった、小学生の運動会のかけっこ中、転んで起きれなくなった子を後ろから走ってきた子が助けて一緒にゴールした話は感動した。日本と海外新興国の関係もこうだと良いですね。

 

世界市場における日本の製造業の問題点と、小学生の運動会のかけっこの話。

一見、全く関係ないように見えますが、「競争よりも協力した方が発展する」というテーマで考えると共通していますよね。

このように一見、関係ないと思える記事からでも、複数記事の共通点を見つけることで、自分なりの視点をアウトプットできるようになります。

 

私は特に以下の点に心がけて新聞を読むようにしています。

  1. 世間全般の情報を俯瞰
  2. 複数のニュースの因果関係で独自の理論を確立
  3. 状況に応じて必要な情報を取捨選択
  4. 選択した情報を掘り下げることで自分の考えをアウトプット
この4点のトレーニングを毎日続けることで文章力も磨くことができます。

 

これから文章力を身につけたい方は、

・新聞一面の社説を写経する
・毎日一つ以上ニュース記事を評論し、自分の考えを述べる

以上をトレーニングとして毎日続けると、自分の視点を磨くことができ、読ませる文章を書けるようになります。

 

 

関連記事:新聞は文章力トレーニングのための宝庫

 

「新聞の読み方」に関しては何冊か本も出ているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

 

仕事に直結するプロライター養成塾はこちら

 

 

 

 

 

ABOUT US
橋本絢子
大学在学中にフリーのグラフィックデザイナーとして起業後、Webデザイナー、Webディレクター、コピーライターを経験。コピーライティングをより探求したいとの思いから、大手求人広告会社へ入社。 約1000社分の取材インタビューを行った求人広告の原稿を作成。コピーライティングが結果に直結する求人広告の業界で、Webマーケティングスキルを培う。 フリーランスライターとして独立後、2009年4月に株式会社ジュビリーを設立。企業のメディア構築、プロモーション、セールスレターコンテンツ記事制作などの案件に携わる。仕事が増えてきたため自社でライターを育成。受講者数は200名以上。1年目で月収20万円を超えるライターを多数輩出し、中には月収100万円を超えるライターも。 講座やセッションの延べ受講者数は500名以上。「女性の経済的自立」をミッションに、自由な働き方を啓蒙している。 現在はメディア運営・法人・個人コンサル、プロモーションサポートを行いながら、地方でスローライフを送っている。