こんにちは、橋本絢子です。
プロのライターさんからいただいたご質問に回答させていただきました。
いただいたご質問です。
その後も、見積りやはっきりした納期の提示なく「この仕事、できますか?」とご連絡がきて、とりあえずやってみようと私も見積りを聞かないで受注しました。納品後に「これで請求書発行してください」と金額を提示されました。
他の取引先は、仕事内容・見積り・納期が決まってからの受注ですので、戸惑っています。最初は私も聞かずにやりましたので良いのですが、今回は見積りなどの提示をお願いして、上記の回答だったので、受注するのを躊躇しています。プロジェクトのお仕事だと、見積りが出せないものなのでしょうか。仕事が欲しいなら、とりあえず受けるべきでしょうか。セールスコピーのお仕事は、勉強しながら実践でやっていける機会が他に無いので、やらせていただきたいとは思っています。
「とにかく急ぎでお願いしたい」と言われて
納品後に金額を決めて請求書を発行する。
私も、そのようなプロジェクトの仕事を引き受けたことがあります。
先方が、クライアントとライターの仲介的な立場にいる方の場合、クライアントの都合に振り回されていてバタバタしていることもあります。
先方の自社プロジェクトに入ってライティングの仕事を行なう場合も、とにかく忙しい現場であれば、契約事項や見積りのやり取りをすっ飛ばしたまま、制作の話が進んでしまうこともあります。
初心者ライターさんの場合、先方に気を遣ってなんとなく流されてしまうこともあるかもしれません。
しかし、お金のことはきちんと決めておきましょう。
ボランティアならともかく、プロなら、労働に見合った対価はいただいて当然です。
「まだ初心者だから強く言えない」と躊躇していては、ライターの自信のなさにつけ込んで、いいように利用してくるクライアントも、残念ながら、います。
私も、制作費の具体的な金額提示がないまま、プロジェクトが進んでしまう仕事を受けていたことがあります。
そのときは、先方がとにかく他の業務に追われて忙しい方でした。プロジェクトのメンバーの入れ替わりも多く、担当者の役割が曖昧な状態でした。
そういった組織全体の状況を把握した上で、私の方から、発注から納品までの業務フローを具体的に提案させていただきました。
自分の主張を相手に伝えたいときは
相手が置かれている立場や
相手の都合を考えた上で
伝えることをおすすめします。
相手の方に手間を取らせず上から目線にならず、相手の立場に配慮したメールをお送りさせていただくことで、先方にも納得していただき、信頼関係を築いていきました。
相手の立場を察して先回って動く気づかいが求められましたね。
先方が時間に追われてお忙しい方であれば、プロジェクトの組織全体の状況を把握した上で、ライターである自分が仕事をしやすいワークフローを提案してみるのもひとつの手かもしれません。
それでも受注前のお見積ができずに、先方の都合に振り回されてしまうなら、今後の受注は考えた方が良いかもしれませんね。
プロライターデビュー後の、困ったときのお客様対応方法は、プロライター養成塾でお伝えいたします。