受講生インタビューVol.8 遠藤美華さん

受講生インタビューVol.8 遠藤美華さん

40代からのデビューでも遅くはありません。
お客様から喜ばれるライターの仕事はとても楽しいです。

 

mika

インタビューライター
遠藤美華さん

結婚後、生まれ育った東京から札幌へライフステージをチェンジ。その後15年間は専業主婦として、家事と子育てに専念していた遠藤美華さん。2014年11月にプロライター養成塾を受講されてから、インタビューライターとして充実した日々を過ごされています。現在はインタビュー取材に基づいたプロフィール作成が好評を呼び、お客様のリクエストからスタートした「自分で魅力的なプロフィールを書けるようになる講座」を主宰され新たなステージアップをはじめられています。主婦歴15年の遠藤さんが1年でどのようにライターとしてキャリアを積んでいったのか。その経緯と仕事に対する思いを伺いました。(インタビュアー 橋本香菜)

公式サイト:http://endomika.com/
アメブロ:http://ameblo.jp/gogowriter/
Facebook:https://www.facebook.com/mika.endou

 

ライターの仕事に興味を持ったきっかけを教えてください。

子供の時に、先生が文章を上手だって褒めてくれたんです。そこから自然と文章書くのが好きになりました。高校生の時ブラスバンド部の演奏会でご招待状文を担当したんです。私自身どうしてもお招きしたい方がいて。その自分の思いを精一杯乗せた招待状が相手の心に届いたことがとってもうれしくて。それが「いつか書く仕事をしてみたい」と思ったきっかけです。

 

プロライター養成塾を受講しようと思った理由は?

結婚してすぐ、東京から札幌へ引っ越してきました。そこから出産や子育て、家族の病気、自分の体調が悪かったり、時間を自由に使えずいろいろ頓挫しました。やっと子育てが落ち着いて、少し自分の時間が増えた時に「このまま自分の知っている世界だけで生きているだけでいいんだろうか」と思い、ずっとやってみたかったライターという仕事をしようと決めました。パートタイムのレジ打ちより、クリエイティブで時給が高い仕事がしたかったというのも大きかったですね。プロライター養成塾を知ったきっかけは、私の身近に講師の橋本絢子さんと繋がりがある人がいたからです。ちょうどタイミングも良くて、先に受講されていたその方に、お話しを伺ってからはもう迷いませんでした。

 

実際受講してみてどうでしたか?

自分自身新しい挑戦を始めることに、すごくドキドキしていました。ライターとしてのマインド、書くスキル、インタビューの実践方法など自分が今まで知らなかったことばかりで。橋本さんの「プロライター養成塾は、足腰を鍛える為の講座です。」という言葉が印象に残っています。それを聞いて、自分で力をつけないとダメなんだなって実感しました。受講後は少しずつ、教えて頂いたことを実践してみました。今まで自分の世界でしか生きてこなかったので、「こんな世界があったんだ」っていう驚きと発見、お金に対する価値観も変わった気がします。受講してから人生が変わりましたね。激動の1年でした。今もまだドキドキしています。

 

受講後具体的にどんなことをされたんですか?

初日にFacebookのタグ付けの仕方を覚えるところからはじまって、ブログを開設して、毎日なるべく文章を書く習慣をつけるようにしました。「いろんな人に会いに行く」というのが私への最初の課題でもあったんですが。会いたい人に積極的に会いに行くようになりました。交流会に出席したり。そこでの出会いがお仕事に繋がったこともありましたね。どちらかというと仕事の幅を広げるというよりも、近くで自分のことを応援してくれる人がたくさん見つかった感じです。だから今でも、異業種交流会は大事にしています。Facebook、ブログ、宣伝の仕方、Webの使い方は全部、他の方の見よう見まねから入りました。
実践していく中で学んでいったことの方が多いです。受講時にカギになるポイントを教えて頂いたのでそこからは実践あるのみでした。その姿勢が今の仕事に役立っている気がします。

 

ライターのお仕事をしていく中で大変だったことはありましたか?

養成塾を受ける前に、ある方から依頼をいただいて。そのお仕事が全然うまくできなかったんです。あまり「聞くこと」を知らなくて、指示されていることとやっていることが違ってしまったり。本当に今でもその方に申し訳なく思います。でもその経験がライターになろうって本気で思えたきっかけになりました。ちゃんと誰かに教わらなきゃいけないって危機感がもてたんです。受講後のスタートアップ時にも試練が多かった気がします。失敗することがすごく怖くてなってしまった時期もありました。

 

どう乗り越えられたんですか?

ちょうど失敗が重なった時期に、ある方に実績作りの為自分からインタビューをお願いして記事を書かせていただきました。その時にとても喜んでもらえて。私でも人を喜ばせることができるんだって。モチベーションがアップしました。私がライターとして仕事を続けることができているのは、その方の存在が大きいかもしれません。スランプに陥っても動きを止めないことが大切ですね。

インタビューライターとしてのやり甲斐を教えてください。

インタビューを通して、普段生活していたら会えないような方にお会いできるようになりました。人に会ったり、お話を伺ったりすることで、自分にないものを得ることができるのでとても楽しいです。興味がないことを調べて書く仕事よりも、取材して書く仕事の方が私には向いている気がします。フリーライターという肩書きからインタビューライターを名乗るようになった原点は、人に対する好奇心の強さがあったからです。
インタビューを受けた方が、話したことで、「気持ちの整理がされました。」「自分の方向性が見えました。」と仰ってくれるようになりました。私は、お話を伺う時にその人の人生や、苦労したこと、表面に出ないようなことが聞きたいなって、自然に思ってしまうだけなんですよ。人が好きだから。「インタビューで目の前にいる人の魅力をいかに伝えるか」を考えるのは今でも面白くてしょうがないですね。

 

会いたいと思うプロフィール作成は、どんなお仕事ですか?

インタビューの仕事が、そのまま現在メインとしているプロフィール作成の仕事に繋がりました。
ライターとして仕事を始めたときから、仕事は自分で取りに行くというスタンスで動いてきました。今はその成果が実ってたくさんの方がお仕事くださるようになりましたね。プロフィール作成は、自分にできそうな仕事をいろいろ検索して、「これなら私にもできるかも」と思って始めたんです。ブログのタイトルを「会いたいと思うプロフィール作成をインタビューライターの私がお手伝いします。」と変えてからは仕事がより明確になったように思います。今の仕事はブログを通じてご依頼をいただくことが多いです。

 

現在開講されている「自分で魅力的なプロフィールを書けるようになる講座」はどのようなきっかけで始められたのですか?

実は、自分で講座を開講するなんて考えたこともありませんでした。やりませんか?といわれた時にお断りするのも申し訳ないなと思って、自分でできることを考えて、やってみることにしました。講師をするのは初めての経験だったので、講座組み立てサポートの方にお手伝いをお願いしました。実際に講座を開催してみて、普段は、一対一のインタビューなので、人数が増えるとまだ難しいなって思います。プレ講座を札幌で行い、本講座を名古屋で開催しました。4人くらいの少人数がベストだったなって思います。内容的には、私があらかじめ準備した質問事項を生徒さん同士にインタビューをしていただき、その人の持っているものを出して、自分の魅力だと気づいてもらう。その魅力を自分で文章にするイメージです。受講された方に少しだけライター気分を味わっていただく講座でした。今後もリクエストがあれば、続けていこうと思っています。

 

受講してからの1年間は、凄まじい変化でしたね。

全然自覚がないんですよ。周りのみなさんに「すごく売れてるよね」と言われることがあるんですけど。いつ仕事が切れるんだろうって不安に思うこともあるし。必死に食らいついていくと失敗したりするんですよ。橋本絢子さんに「美華さんと他の人の違いは、自己肯定感の部分、自分ができるっていう根っこが強いと思います。自分をしっかり信じられている。」と言われて。それを聞いたときに、私は自分のことを「できない」と思ったことがないかもしれないなって思いました。自分を信じる力、「私は絶対にできる」と信じる力は大事なことだと思います。1年間を通して、仕事での失敗はたくさんありました。失敗したら質問して、ひとつひとつ真面目に取り組むという姿勢でここまで来ました。ライターを始めた理由の1つに、気兼ねなく自分の為に使えるお金を稼ぎたいという気持ちがありましたが、今は、ネイルするのも、本を買うのも躊躇しなくなりました。
もともとたくさん稼ごうとは思っておらず、「好きな仕事しかしたくないな」と思っていました。けれど、期待していただくと「期待に応えたい」と思う気持ちがあるんですよ。私を応援したくていただいている仕事もきっとあったり、私をもっと売れっ子にしたいと思ってくださる方も周りにいらっしゃるので、その期待にしっかり答えたい気持ちがあります。

 

今後チャレンジしてみたいことはありますか?

今のペースを守ってお仕事をしていくべきなのかを悩んでいます。主婦業や家族との時間を大切にしていきたいというのが根本にあり、枠を自分で決めているので、そこから出ることはない気がします。いつの間にか、後に受講したライターさんの方が活躍してゆく気がしています。けれど、今一番楽しい仕事、インタビュー取材やプロフィール作成は続けていきたいですね。まずは、時間のやりくりを上手くできるような仕事の仕方、次のステージへ向けて準備しなければいけないですね。

 

受講を考えている方へ向けたメッセージをお願いします。

「迷わないでやればいい。」専業主婦の方にとって、受講料は決して安くはない出費だと思います。生活に追われている人が受講するには、勇気がいる感じがしますね。
けれど、お金を自分で使う経験をすると、使った分だけ自分で作れるんですよ。自分で営業してクライアントさまから直接受注いただいた仕事は、受講から4か月後。その後、受講料はすぐ回収することができました。お金は自分で使ってみることで、何倍にも返ってくることが分かりました。価値があるかどうかっていうのは、使ってみないとわからないことです。ライターの仕事は、ライターになりたいって思っていなくても、ライターに向いていなくてもできます。仕事はいくらでもあるので。
今は、クラウドソーシングを利用してライターの仕事が気軽にできますけど、安い仕事を受けて疲弊するよりも、プロライター養成塾を受けて、しっかり学びちゃんとした仕事をもらった方がいいと思います。

ライターの仕事は時間が自由に使えるメリットがあります。子育てや主婦業と十分に両立できる仕事です。お金を稼ぐことだけが目標になる仕事ではありません。喜びが見出せ、自分の成果がきちんと残る仕事ではないでしょうか。私の経験から同世代の40代の主婦の方へ向けて、「まだなんでもできる。あきらめる必要はどこにもありません。ライターの仕事はとても楽しいですよ」とお伝えしたいですね。

 

 

 

編集後記

受講されてから約1年という短い期間で、人気インタビューライターとなった遠藤美華さん。ご活躍中の現在でも、謙虚に柔らかくお話ししてくださる姿勢がとても印象的でした。「喜んで貰える仕事がしたい」というホスピタリティを大切にした美華さんの想いが、現在の成功に繋がっているのではないでしょうか。
今回は失礼ながら、同じ地域でライターとして活躍していらっしゃる先輩に聞いてみたかったことを素直にお伺いしました。インタビューをとおして、短期間で成功するための実践的なノウハウはもちろん、ライターとして成功するためには、努力を惜しまず誠実に真摯に仕事と向き合う姿勢が必ず必要になるということを学ばせて頂きました。
何かを守りながら新しい挑戦をするのは大変なことですが、その挑戦が自分の幸せに繋がることならば、苦難があっても立ち向かっていける気がします。
私はまだライターとしての道を歩みだしたばかりですが、遠藤美華さんという素敵な先輩に教えて頂いた「自分信じる力」を大切に一歩ずつ丁寧に進んでいきたいです。(インタビュアー 橋本香菜)

 

 

 

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名古屋で開催した「自分で魅力的なプロフィールが書けるようになる講座」でのひとコマ。笑い、感動、みんなで意見交換したり。と充実した時間を過ごせました!

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90分のインタビュー取材で、お客様の魅力を最大限に伝えるプロフィールを作成しています。