受講生インタビューVol.7 向井雅代さん
ライターの仕事はこれからも無くならない。実のある仕事で経験を積んでいきたい。
集客ライター
向井雅代さん
大阪府在住。大学卒業後、子ども英会話教室の営業を経て、リクルートに入社。約4年間、フリー誌ホットペッパーの営業・制作に携わる。ホットペッパー事業部では街のお教室を回り、営業・制作に奮闘。「顧客主義」の精神、ターゲット設定の手法、広告記事作成のイロハを学んだ。営業、制作でそれぞれ4回ずつという部門最多の表彰を受け、制作コンテストでは、全国1位になったことも。在籍3年半の中で、動かした読者の数は約1400人。その後、大手保険会社へ転職し、結婚、出産を経て、独立起業を決意。「強みを生かす」という考えに出会ったことがきっかけで、ライターに転身。プロライター養成塾を受講後は、人気女性起業講師のプロモーションを始めとした集客ライターとして活躍中。
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大手企業での華々しいキャリアを持つ向井雅代さん。現在は一児の母として、集客プロモーションライターとして、東京・大阪など各地で勉強会を開催する人気ブロガーとして、マルチに活躍されています。女性が家庭と仕事を両立させてうまくいくための秘訣を雅代さんにお伺いしました。雅代さんのこれまでのご経歴や独立起業に至るまでの経緯、プロライター養成塾をご受講されるまでの経緯は、雅代さんのブログからご覧ください。(インタビュアー 橋本絢子)
独立起業後は、集客ライターとして活躍されていますね。どのような経緯で今のお仕事を始められたのですか?
2014年7月に登録していたファイナンシャルプランナーの会社を辞めて、広報的な仕事への転換を図りたいと思うようになりました。自分の中にスペースを作ると、新しいモノが入ってくるというのは本当で、この頃、株式会社ジュビリー代表の橋本絢子さんとの出会いがあり、プロライター養成塾を受けて「ライター」と名乗ることにしました。最初は「ライター」という言葉に、あまりピンとは来ていなかったのですが、絢子さんがされている仕事や講座内容を見ると、私がやりたいと思っていた事と、全然違わなかったのです。絢子さんとの出会いから、起業家のためのブランディング講師のヒナココさんや、フットケアセラピストの井手口雅恵さんをはじめとした素敵なご縁が繋がり、彼女たちの集客プロモーションをお手伝いさせていただくことになりました。
起業家さんたちの集客プロモーションでは、具体的にどのようなお仕事をされていますか?
たとえば私が今、講座集客のお手伝いをさせているヒナココさんの場合、ヒナココさんが大阪に来られて講座をされる際の集客や、開催前から開催後までのサポートを行なっております。集客は主にアメブロとフェイスブックで行なっており、文章力がカギになります。具体的にはセールスレターを書いたり、参加者の方がブログに書かれた感想記事を探してきて、ヒナココさんのブログでご紹介したり。
ヒナココさんは全国各地で講座を開催されており、私を含めた各地を担当するプロモーター(マネージャー)たちがチームを組んでヒナココさんの講座を盛り上げています。ヒナココさんとのお仕事は本当に学びが多く、「私もこんな素敵な女性起業家になりたい」と憧れますね。
ヒナココさんはカリスマ女性起業講師として人気ですよね。一緒にお仕事をされている雅代さんから見たヒナココさんはどんな方ですか?
愛情がすごい方です。お客様に対しても、私たちマネージャーたちに対しても。とにかく人に惜しみなく与える方ですね。受講生の方々の商品を自ら購入したりサービスを受けたりされるだけではなく、周囲の女性たちにアクセサリーやバッグをプレゼントしてあげることもあります。受講生の方々やスタッフに全力で愛情とエネルギーを注ぐ方です。ときには厳しいアドバイスをされる場合もありますが、愛情がベースにある厳しさであり、それが相手の方にも伝わるので、多くの人がヒナココさんについてくるのだと思います。
知識量や引き出しの多さにも毎回、講座のたびに驚かされています。経営者経験の長いヒナココさんは、エステ関係の大手企業でカリスマエステティシャンとして活躍されていた過去があり、鍼灸師の国家資格も持たれています。大企業の第一線で活躍されたご経験があると強いですよね。
私もリクルートや大手保険会社で働いていたので分かりますが、大企業で働いていないと分からないことや、大きな会社の看板を背負っているからこそ経験できることは多々あります。大きな組織を経験していると、大きな組織の中にいる方にも対応できます。一般的な個人事業主の方向けのブログやフェイスブック集客のセオリーにはとどまらないケースもありますよね。
以前、大学教授として数学を教えられている男性がグループコンサルにいらっしゃった際にも、ヒナココさんは、他の人が思いもつかないような鋭い切り口のプロモーション方法をご提案されていました。結果、その男性はすっかりヒナココさんのファンになり、高額講座に申し込まれていましたね。鍼灸師さんやヒーラーさんなど、専門知識を要する医療系の職種の方にも、自信を持って的確なアドバイスされているところ、本当にすごいなと尊敬します。
「ヒナココさん(右)とのお仕事は学びの連続です」
素晴らしいメンターと出会えて心強いですね。今までは出会えなかったようなカリスマ性のある方々と肩を並べて仕事ができるのも独立起業の醍醐味だと思います。その他にどのようなお仕事をされていますか?
マザーズバッグをはじめとしたママ向け商品を販売している企業さんから、ブログの運営代行のお仕事をいただいております。毎月決まった定額料金をいただき、記事の更新を中心とした運営管理を行なっております。企業さんからすると、定額での発注は社員を一人雇うよりも低コストになります。私にとっても毎月定額でお仕事をいただけるのはありがいことですね。
ヒナココさんのお仕事や法人企業様のお仕事を合わせると、在宅で育児をしながらでも、会社員時代と同じくらいかそれ以上の収入を得られています。時期によって収入の波はありますが、家にいて時間を自由にコントロールしながら仕事ができています。
その他、プロフィールの作成代行や告知記事の作成代行を行なっており、いずれも定期的にお申し込みをいただいております。プロフィールの作成代行も告知記事の作成は、同じようなサービスをされている他の方に比べると料金は高めですが、こだわりを持って作成しています。高めの料金でこだわりを持って作成しているため、お客様にもご満足いただいております。
ご自身で勉強会も開催されていますよね。
はい、毎月1回、「伝わって売れる文章☆花まる勉強会」を大阪と東京で開催しています。SNSを使って売れるようになるために必要な文章の書き方をお伝えしています。勉強会にいらっしゃるのは、これから起業を考えている方やブログ集客の初心者さんが多いですね。
大阪は、超初心者さんが気軽に参加できる勉強会がまだあまり多くないようで、検索エンジンで私のブログを見つけてくださった方が参加されることもあります。東京は、ヒナココさんが東京にいらっしゃることもあり、私への認知度は大阪に比べると高いです。ヒナココさんを始めとした講師の方々が、ご自身の受講生の方に私を紹介してくださることもあります。
たとえばヒナココさんの講座に申し込んだものの、まだ受講のレベルに達していない方もいます。そのような方が、ヒナココさんから「先に雅代ちゃんのところで勉強してきてね」と言われて私の勉強会へ来てくださることもあります。ご縁がつながってご紹介いただけるのは嬉しいですね。勉強会は毎月1回開催しており、参加者様にはご満足いただいているので、これからもこの勉強会を続けていこうと思います。
毎月1回開催している「伝わって売れる文章☆花まる勉強会」は参加者様からも大好評。
ご自身の勉強会開催と、ヒナココさんやマザーズバッグの会社のサポートと、マルチに活躍されていますね。それだけの結果を出せる秘訣をぜひ教えてください。
会社員時代の経験が起業をしてから活きています。私は大きな会社で営業の仕事をしていたので、いろいろな意味で打たれ強くなりましたね。大きな組織で他の人とチームを組んで仕事をすることで、社会のルールや、仕事をする上での常識を自分に叩き込むことができました。
会社をやめて起業しても会社時代の収入をキープするには、会社組織で働くルールを知っていることが大事だと思います。一緒に仕事をする方も、できれば会社員経験を持つ方が良いですね。会社員経験を持たない方だと、真面目で一生懸命だとしても、どこかでズレていたり、社会の常識を知らずにトラブルになったりすることがあります。
たとえば事務代行の仕事も、家にいてパソコンの文字打ちさえできればできるような簡単なことではありません。お客様とのメールのやり取りは非常に重要な仕事です。本当に事務が得意でプロ意識を高く持ち、責任を持ってできる人であれば大丈夫ですが、「他にできることがないからとりあえず事務をやってみようかな」といった甘い気持ちの方が事務代行の仕事をすると、結局トラブルが発生してしまいます。事務代行を発注している経営者が、クレーム処理に余計な時間を取られていたら本末転倒ですよね。会社員であれば当たり前に知っているビジネスの基本を知らなければ致命傷です。仕事は文字が打てたらできるものではありません。日本語を話せたらできるものでもありません。もちろんこれは、ライターの仕事にも言えることです。
仕事を発注する人は、自分の時間やキャパを広げるためにお金を出して人に頼んでいます。依頼された方は、相手から指示をされる前に相手がしてほしいことを先読みして行動できるスキルも問われます。それがないと事務もライターも務まりませんね。発注した人が不安になって確認作業に時間を取られていたら、何のために頼んでいるか分からなくなってしまいます。
私が今、事務代行をお願いしている方は、営業経験も事務経験もあり、しかも英語も話せる、全体的にスキルレベルの高い方です。リザーブストック(個人事業主のための集客管理システム)も、最初だけ使い方をお伝えしたら、あとはご自身で調べて覚えてくれました。こちらがお願いしなくとも必要なときに逐一、報告や提案をしてくれます。そういう方は安心して仕事を依頼できますね。最初に基本的な使い方をお伝えしたら、あとは自分で慣れて覚えてくれるシステムに強い方でないと、お金を払って依頼をする意味はないと思います。
相手の「こうしてほしい」を、相手から言われる前に察して先回って行動できること。すべての仕事に共通して求められるスキルですね。男性は、人生=仕事という前提で生きる人が多い一方で、女性の場合、働かない選択肢もあるのが甘さの原因になるのかもしれません。雅代さんから見てどう思いますか?
お客様に怒られて「私には向いていないのかも」と自信を失って仕事をやめてしまう人がいますが、長く営業の仕事をしていた私からすると、お客様から怒られるのはよくあることです。自分が悪い場合は平謝りをしたり、場合によっては上司に同行してもらって謝ることもありますが、こちらに非はないのに理不尽な怒りをぶつけてくるお客様もいます。そのときはお客様の怒りを収めつつも、受け流しますね。分かり合えない人とはどう頑張っても分かり合えないもの。そう割り切って感情の処理が上手くできることが、女性が長く仕事を続けていく上で大切です。
相手と自分、どちらも悪くなくても行き違いはあります。自分が悪い時は反省して、悪くない時は受け流すこともできます。私は会社員時代に鍛えられているので、少々のことではひるみません。
打たれ強さと、状況を冷静に判断できるスキルが、雅代さんがうまくいっている秘訣なのですね。その他、お客様対応で心がけていることがあればぜひ教えてください。
以前、告知記事の作成代行を行なったときに、リクルートでホットペッパーの広告を制作していたときのことを思い出しました。お客様の「こうしたい」と、自分の「こうした方がいい」が食い違うこともあります。自分が全力で取り組んで100%自分の意見を通したところでお客様の満足度が上がらないのであれば、自分の「こうしたい」を7〜8割にとどめておいて、相手の好みもある程度、反映した方が良い場合もあります。バランス感覚が問われますね。
自分の「こうしたらいい」に相手の好みも取り入れた上で、チグハグにならず、読者の心を動かすクオリティの高い原稿を書けることが、ライターに求められるスキルではないかなと思います。「自分のこうしたい」に、相手の好みを加えていく過程で、ライティングのスキルが上がり、原稿に深みが出たりもしますよね。
ときにはお客様からの修正が入ることで、ライターである自分が自分の書いた原稿に満足いかなくなっても、お客様は満足していることもあります。ジレンマはありますね。
よほどお客様の修正内容がおかしいと感じるときは、私も譲りません。たくさん修正が入り、修正後の原稿で「これを私が書いたとは言わないでほしい」と思う時は、ディスカッションを重ねることもあります。しかしお客様の納得いく好みがあれば、それを取り入れつつ、着地点を見つけることも大事だと思いました。ときには自分が妥協してお客様に満足していただくのもありなのかもしれないと、今の仕事を通じて気づきましたね。
とはいえ、言葉で意見を重ねるよりも、まずは原稿を見ていただくことで、納得していただきやすいです。自分の「こうした方がいい」を100%通した原稿と、お客様の好みをある程度、取り入れた原稿を両パターン作成して見比べていただくことで、お客様の好みが変わることもあります。ライターの仕事は結果がすべてです。提出した原稿がお客様の期待を上回るクオリティであれば、それだけでお客様に満足していただけます。
プロライターを目指す方が知っておくべきことですね。勉強になります。普段、ご家庭ではどのようなライフスタイルを送られているのでしょうか?
私には3歳の娘がいます。朝9時に保育園へ送り、16時半頃にお迎えに行きます。その間にブログ記事を作成したり、フェイスブックでの告知投稿を行なっています。仕事に使える時間が限られている分メリハリが出て集中もできます。娘を保育園へ送った後は、まずお客様のブログ記事作成代行から取り組み、残りの時間で自分の勉強会などを告知しています。しかし、毎日順調にいくわけではありません。お客様の記事代行が多いときには、お客様のブログを10記事も書いたのに、自分のブログは1記事も書けなかったことも多々ありますね。
限られた時間で最大限に集中するなど、時間管理をしっかり行なうことが、育児と仕事を両立させるコツですね。旦那さんはお仕事に理解のある方ですか?
夫とはお互いがちょうど良い距離を保ちながらお互いに自立できている関係です。私が仕事で忙しいときは夫が寂しそうにしていることもありますが、なんだかんだいっても彼は大人ですね。夫は私より2歳年下で私の弟と同い年ですが、普段付き合う友人は年上ばかりで、高卒で働いているので社会人歴も長いです。
夫は、リクルート時代の後輩でした。一緒に働いている時は私が厳しく育てていたせいか、今でも「怖かった」とネタにされています(笑)一緒の会社で働いてきているので、私がどれだけ仕事をしているかを知っているから私の仕事に対して信頼してくれていますね。
会社をやめるときも特に反対されず、「頑張って稼いでね」と背中を押してくれました。子育てさえちゃんとできていれば、仕事についてはとやかく言われません。私も夫の仕事にはほとんど干渉せず、向こうも私の仕事には干渉せず、でもお互いが人生の同志のような、心地の良い関係を保てています。
会社で仕事をするときに、女性はどちらかというと目の前の小さなことにこだわりがちなのですが、男性は、あまり目の前の細かなことにこだわらない傾向があるんですよね。我慢しているのかもしれませんが・・・。リクルートで夫と一緒に働いているときには、そういう男性ならではの特徴が苦手だったりもしました。しかし、今となっては、それが男性の良いところなのかもしれないと思うようになりましたね。毎日の仕事を淡々と文句を言わずにできるのが女性にはない男性の才能だと、夫を見ていて感じます。今は夫のことを尊敬しています。
夫婦関係も良好で、仕事もうまくいっていて、何もかもがうまくいっている印象をうけますが、どうすれば雅代さんみたいになれるのですか?
いやいや、私は劣等感がすごいんです。ついつい他人と自分を比べてしまう癖がありますね。人と会って話しているときは大丈夫ですが、一人でいるとどんどん落ちてしまうことがあります。特にフェイスブックを見ていると、周りがすごい人たちに見えてきて「もっと頑張らないと」と思いますね。
実は私は昔、ニートをしていたことがあります。新卒で入社した会社を1ヶ月で辞めて就活もしていましたが、それからリクルートに入社するまではニート生活でした。ニート期間って時間はたくさんありますが、自分は何も頑張っていないから、友達と会っても楽しくないんですよね。家にいても何をしていても楽しくないんです。そういう気持ちを味わい「もう二度とこんな思いはしたくない」と思ったので、仕事を頑張って結果を出していないと罪悪感を感じてしまうことがあります。
自分のことを認めている部分もありますが、そうでない部分もあり、負けず嫌いなところもあり、他人と自分をついつい比べてしまいます。「あの人と比べたら私はダメだ」と思うことも多く、自分のダメなところもよく分かっています。周りを気にせずに自分で自分を認められるようになれれば良いんですけどね。ヒナココさんにも「毎日寝る前に自分を褒めてあげて」と言われました。
起業してからいろいろな方とお仕事をさせていただくにつれて、私は今まで、何がしたいとかもなく、周りを気にして生きてきたなと気づきました。仕事でも、「自分はこれだけできるようになった」と思えるようになったらいいですね。どうしても他人と比べてしまうところを直して、もう少し楽に生きられたらいいなと・・・劣等感のかたまりと、今も闘っています。
「自分はこれ」という生きる軸みたいなものが自分では分からず、いつも他人と自分とを比べて「それは私の方ができる」と自分の存在価値を認めてきて常に人と闘ってきました。今思えば、親にもっと認められたかったんだなという本心があることも分かります。だから私は他の人をアピールするのは得意ですが、自分をアピールすることが苦手です。
そんな私のことを認めてくれるのは、突き抜けた才能と実力、カリスマ性のある女性です。本当に結果を出している方には価値を感じていただけるのかもしれません。でもそれだと私の場合、自己肯定感が上がっていかないんですね。「ヒナココさんの講座には皆さんヒナココさんに会いたくて来られるのだから、マネージャーは別に私じゃなくてもいいのかも」とか、つい思ってしまうときがあります。だからこそ自分のサービスでも結果を出して認められ、自己肯定感を上げていかないと…と今も葛藤しています。
パーフェクトに見える雅代さんにもそのような葛藤があるとは分かりませんでした。でもその現状に満足せずに常に高みを目指し続ける姿勢が、仕事で結果を出し続ける秘訣なのかもしれませんね。これからはどのようなお仕事をしていきたいか、展望を教えてください。
私が今、企業から請け負っているようなブログ運営代行ができる人を育成する講座も考えています。人に何かを教えるのは好きなので、勉強会や講座、コンサルなどのサービスを増やしていきたいですね。
自分が前に出るのも好きですが、尊敬できる方のサポートも大好きです。パワフルで大きな夢があり、夢に向かって行動している方をお手伝いすることで、その方々が夢を叶えていく様子を見ているのも楽しいです。自分一人では叶えられないような大きな夢も、みんなで一体となって叶えていければ最高ですね。近くにいる人たちがビッグになっていく過程を少しでもサポートできると嬉しいです。
今後はすごい方々のお手伝いをしながら自分の実力をつけて、さらに実のあるアドバイスができるようになればと思います。そして、今私が行なっているような仕事ができる人を育てて、ゆくゆくはチームで仕事ができるようになりたいですね。
いずれは招致者(マネージャー)と講師をマッチングさせるようなコミュニティも作りたいなと構想しています。イベント企画会社のような形で。やってみたいことは尽きないので、一つ一つ形にしていければと思います。
雅代さんのようになりたい方が力をつけられる場ができるのは楽しみですね。
はい。とはいえ、今の起業ブームやセミナービジネスのブームがいつまで続くかは分かりません。しかし起業ブームやセミナービジネスの流行が去った後も、ライターの仕事はなくならないと思います。ブログやメルマガも、今後もしばらくはなくならないでしょう。メディアは変わるかもしれませんが、文章を使った発信はどこの会社もこれから続けていくはずです。ライティングスキルを磨いておけば、時代が代わっても生きてきます。だから、ブログ記事代行や法人の仕事を通じて今はライティングスキルアップに励んでいます。
今のセミナーブームは半分虚像の世界にも見えます。セミナーを開催するのもひとつの道だと思いますが、ライティングの能力があれば、セミナーブームが廃れたとしても仕事はなくなりません。ポータルサイトの記事執筆やコラム執筆などの仕事は実のある仕事ですよね。そういう仕事で収入を上げていくには、経験を積んでスキルアップするしかありません。実のある仕事ができるチャンスがあれば、今は報酬に関わらず、経験を買うつもりで取り組んでみたいと思います。ただライターを名乗っても、スキルは人それぞれです。せっかく名乗るのであれば、どんな仕事にも対応のできる、経験値とスキルの土台をしっかりと持ったライターになりたいですね。
ライターを目指す方にとって指針となるお話、ありがとうございます。これからライターになろうと思っている方や、起業を考えているママさんにお伝えしたいことがあれば、ぜひ教えてくだい。
私は会社をやめて、何もないところから起業スタートしましたが、たくさんの素敵なご縁のおかげで日々、楽しく仕事ができています。人脈があるので、プロライター養成塾を受講されてこれから営業活動をされる方にお仕事も紹介できますし、営業の仕方が分からない方にはサポートができます。ライティングの仕事は私自身では抱えきれないほどたくさんいただいておりますので、お仕事を発注したりご紹介したりもできます。会社をやめて独立起業したいけど不安な方は、ぜひご相談ください。少し先を歩いている立場として、アドバイスできることはあると思います。
基本的なスキルを学んでさらにステップアップしたい方には、その方に合う、さらに実積のある講師をご紹介させていただくこともできます。起業初期の段階ではしんどい時期を乗り越えないといけない場合もあるかもしれません。軌道に乗って上手くいっている人は皆さん、しんどい時期を乗り越えてきています。壁の越え方もお伝えさせていただくことができます。迷っている方には、まずは一歩を踏み出していただければなと思います。行動することで、今まで見たこともない景色が見えてくるようになるでしょう。
私はずっと会社員をしてきて、まさか自分が会社をやめるとは思いもよりませんでした。会社をやめる発想がなかったんですね。しかし正直、今の日本で女性が子どもを産んで会社員として頑張り続けるのは大変だなと思います。
最初はやる気満々で「この会社で頑張り続ける」と言っていた友人も、子どもができると考え方が変わることが多いです。いろいろと葛藤しながら会社に復帰しても、お給料が思ったほどもらえなかったり、働く環境が満足いかなかったりして悩んだ結果やめてしまう人もたくさん見てきました。
起業となると大げさに感じられる方もいるかもしれませんが、女性が育児をしながら、会社に雇われずに個人で働くのは、これからの時代の新しい働き方のスタンダードになると思います。月収100万円以上とかにならなくても、パートへ行くよりも在宅でスキルアップしながらできる仕事を始めるのも選択肢の一つになりますね。
私はもともと人見知りで異業種交流会などは苦手な方でしたが、起業をしてみていろいろな人と出会うことで変化しました。今は初対面の人とも気軽に話せるようになり、自分でも驚いています。
日本で会社員をしていると「自分を大事にしよう」みたいな自己啓発的な考え方にはなかなか出会いませんでした。それが起業をしてから、自分の人生を考えることや、自分の強みを生かして仕事をするなど、自分軸で物事を考える世界にも出会い、今まで触れたことのない世界に触れられて新鮮です。
自分を軸に人生を考えることも、会社員時代の私にはなかった発想でした。自分で自分を知るのは簡単なことではありませんが、自分のために自分の幸せとは何かを突き詰めて考えることで、自己肯定感も変わってくるのではないかなと思っています。私がメンタル面でお世話になっている方によると、女の人は、子どもを産むことによって女に戻り、女としての仕事が始まるそうです。それが、もっと女性らしい働き方に目覚めるきっかけになると思います。男性と肩を並べるだけではない、女性らしさを生かしたビジネススタイルをこれから確立していきたいなと思っています。
編集後記
リクルートでトップ営業マンとして活躍されていた向井雅代さん。プロマインドの高い彼女のインタビューは、これから自分で仕事をしてビジネスを軌道に乗せたいすべての方に役立つ内容になったのではないかと思います。向井雅代さんが現在、ご提供中のサービスは以下になります。
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インタビュー取材によるプロフィール記事作成サービス雅代さんのように、育児と仕事を両立させながら自分らしく輝きたい女性は、ぜひチェックしてみてくださいね。
Skypeでお茶会を開催したときのひとコマ。Skypeなので在宅でも全国各地から参加者が集まり、育児と両立できるワークスタイル。
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