受講生インタビューVol.1 山本由紀さん

受講生インタビューVol.1 山本由紀さん

たくさんの出会いが仕事につながりました。
目標を持って頑張る毎日はとても楽しいです。

 

milakore1美容ライター
山本 由紀さん

プロライター養成塾を受講後、美容ライターとしてデビューした山本由紀さん。一児の母でもある彼女の代表的な実績は以下の通りです。
「アットコスメ公認ライター」「ファッション誌の韓国コスメ特集監修」「韓国コスメ、韓国美容の紹介」「スキンケア関連コラム」「脱毛コラム」「プチ整形コラム」「ECサイト構築関連情報サイト原稿」

美容に関する豊富な知識を活かして、現在はナチュラルでカラフルなコスメ手作り講座を開催中。いつもお申し込み受付直後にすぐ満席になる人気教室です。

ブログ:手作りカラーコスメとカラフルオーガニックhttp://ameblo.jp/milakore/

 

 

以前はどのようなお仕事をされていたのですか?

台湾ドラマのコンテンツ会社で、社員として働いていました。イベントやDVDの宣材を作っていたんです。記事を書く仕事もしておりまして、それがとても楽しかったですね。結婚後もしばらくその会社で働いていたのですが、残業が多く忙しかったこともあり、子育てとの両立は難しいと思って妊娠をきっかけに退職したのです。

 

美容ブログを書こうと思ったきっかけは?

子育てが落ち着いた頃に、何か自分にできる仕事はないかと思いました。そこで考えたのが、韓国コスメです。私は20代前半、ひどいニキビに悩まされておりまして、そこで出会ったのが韓国コスメでした。韓国コスメを使い始めて徐々にニキビが消えていき、半年後には「肌がキレイだね」と言われるようになったのです。しかし、当時はまだ日本ではあまり韓国コスメが知られていませんでした。「韓国コスメの魅力をもっと多くの人に広めたい」と思い、韓国コスメ情報を発信しようと思ったのです。 2010年よりブログをスタートしましたが、ブログを開設した当初はまだあまり反応がありませんでした。しかし2011年に入ってから日本の韓国コスメブームの追い風もあり、一気にアクセスが上がって反応が出るようになったのです。

 

プロライター養成塾受講のきっかけを教えてください。

韓国コスメブログを始めてから、本格的に美容ライターとして活躍したいという思いが強くなりました。しかし、私はライターという職業の人に会ったことがなく、どうすればライターになれるのかも分かりませんでした。そんなとき、(株)ジュビリーの橋本絢子さんのブログで「プロライター養成塾」の募集記事を見たのです。橋本さんが主婦の自立支援に力を入れていること、多くの提携先企業とつながりをお持ちとのことで、私自身の将来の可能性を感じ、受講することに決めました。

 

プロライター養成塾受講後は、お仕事がかなり増えましたよね。

養成塾の受講後は、美容コラム執筆の案件を次々と受注し、忙しい毎日になりました。同時にいろんな交流会やセミナーにも参加するようになり、人との出会いが一気に増えた時期でもあります。

 

営業はどのようにされたのですか?

最初だけライターの仕事をいただくための営業のようなことをしました。しかし、3ヶ月もしないうちに次々と継続のお仕事をいただくようになりました。今は営業をしなくともリピートや紹介で仕事が回っています。

 

いろいろな交流会に参加するなど、自己投資をしていましたよね。

はい、セミナーの受講費や交流会への参加費、ブログで紹介する商品の購入費など、出費はかさみましたね。自分にしてはかなり投資した方だと思います。でもスタート段階で自己投資して本当に良かったと思います。

よく最初からできるだけ出費を抑えたいと思う人がいますが、それでは大きな変化にはなりません。大きく変わりたいなら、清水の舞台から飛び降りる覚悟で自己投資することも必要だと思います。そうでないと、大きな一歩を踏み出すことができませんし、将来に広がりが出てきませんからね。「自己投資することで、将来が広がる」と信じていたので、結果を出せたのだと思います。

とはいえ、私の場合、いつまでも投資をし続けるのではなく、必ず期限を決めるようにしています。「1年後までに投資した分は回収する」と自分や家族に宣言することで、仕事へのモチベーションにもつながりました。

 

家庭を持つ女性がライター業で活躍するための秘訣は?

まず、一人で黙々と家にこもって仕事をしていても発展はないということです。私は母として、妻としてだけでなく、社会で生きる一人の女性として、堂々とアピールできる強みが欲しいと思っていました。私は上海への留学経験があるのですが、向こうの人達は自分をアピールするのが得意です。日本人はどちらかというと、奥ゆかしくて謙虚ですね。それが良いときもありますが、ライターとして仕事を受注していくにはもったいないと思うこともあります。ライターの仕事が欲しいなら、どんどん周囲にアピールした方が良いですね。人よりも先にアピールした人が、人よりも先へと進んでいける人だと思います。

 

アットコスメの公認ライターになったり、雑誌の監修も手掛けるなど、仕事の幅も広がりましたね。

アットコスメの公認ライターのお仕事は、プロライター養成塾の別の受講生の方から教えていただきました。養成塾の受講後は、ライター同士の横のつながりができたので、お仕事を紹介していただくことも増えましたね。雑誌のお仕事も、ずっと前からやりたかったので、決まった時はとても嬉しかったです。いろいろなところからお声掛けいただき、初めての経験も多いので、毎日がとても刺激的ですね。

 

家庭と仕事を両立させるコツを教えてください。

仕事が忙しいときには、スケジュール管理がとにかく大変です。企業とお仕事をさせていただく上で「子供がいるから」は言い訳にはなりません。子供がいようが、締め切りはしっかり守る、プロ意識を強く持って仕事をするようにしています。いくつも締め切りを抱えているときには、あらかじめスケジュールを組み立て、1時間でも2時間でも集中できる時間を作って仕事をするようにしています。 娘は基本的に平日は毎日保育園に預け、日中にライティングと取材をこなすようにしています。

 

仕事で特に大変だったことはありますか?

締め切りを守るためには、自分の睡眠時間を削ることもあります。また、締め切り寸前に当時3歳の娘が私の隣で小麦粉や砂糖をひっくり返して遊び、お部屋の床が粉まみれになっていたこともありました。原稿は締め切り寸前で、電話やメールもジャンジャン来るわ、お部屋の床や娘は粉まみれになるわ、大変でしたね。 今は娘用のデスクを置いたこともあり、以前よりは集中できる環境になったと思います。

 

旦那様はお仕事を理解してくれますか?

夫が協力的なので助かっていますね。私の夫は「新しい時代の男でいたい」という考えを持っており、家事や子育てにも協力してくれます。よく「奥さんは自分の世話をする人」と考えている男性もいますが、一人のパートナーとして尊重してくれる夫には感謝しています。夫婦は家事や子育てを押し付け合わず、お互いの立場・仕事を尊重したコミュニケーションを取ることが大切だと思います。家庭内に収入の柱を二つ作っておくことで、夫婦で一緒に目標を持って頑張れる楽しさも出てきます。

 

美容ライターをやっていて良かったことを教えてください。

たくさんの出会いがあり、そこから新しい目標が生まれ、メリハリのある毎日を過ごすことができています。一つの目標に向かって頑張ることで、自分自身がイキイキしているのを実感しています。最も嬉しかったのは、雑誌に自分の名前が掲載されたとき。実家の両親がとても喜んでくれました。

 

お仕事を次々といただけるライターになる秘訣を教えてください。

自分が書きたいことより、相手が書いて欲しいことを汲み取る能力が大切です。ライターになりたい人の中には、「自分の思いをアピールしたい」と自分目線の方もいますが、未経験からプロになるためには、まず、相手の求めていることを察するスキルが必要です。私は常日頃から、自分の携わる業界の媒体をチェックしたり、競合他社の広告を見比べたり、雑誌でリサーチするようにしています。毎日のインプットで、社会に受け入れられる文章とは何かを知る努力が必要です。また、お客様との仕事においては、調整力のあるライターが喜ばれます。奇抜なクリエイティブよりも、コミュニケーションやマナー、バランス感覚が安定していることが、リピートしていただけるライターの条件ですね。

 

編集後記

これからライターを目指す方、特に未経験からプロのライターになりたい女性の方にとって勇気の出るお話でした。「清水の舞台から飛び降りる覚悟での自己投資」「投資した分は1年以内に回収する宣言」など、仕事でいち早く結果を出すためのマインドは、多くの方にとって参考になるのではないかと思います。

持ち前の向上心でパワフルに活躍されている由紀さんは、現在、手作りコスメ教室の講師として活動されています。オーガニックの安全な原材料で作られたコスメは、お子さんを持つママさんにも大人気。二子玉高島屋のカルチャーセンター「コミュニティクラブたまがわ」でも、オーガニックコスメをつくる講師をされています。

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オリジナル商品の開発にも注力中。これからの由紀さんのさらなるご活躍が楽しみです。